チェン・チウファン(陳楸帆)のレビュー一覧
-
AIは人間が一生かけて読む文章の数百年分はある量を読んでいる。イラスト生成AIならpixivや他の場所にあるイラストすべてを見て学習している。人間が読み込める以上の圧倒的な量のインプットがある。そして、その圧倒的な量のインプットの中から特徴を抜き出すのがAIの最も得意としているところ。この大量のイン...続きを読むPosted by ブクログ
-
未来予想というのは難しい物だと思う。20年後の世界はどうなっているだろうか。今から20年前がどうだったかを思い起こすとどうだろう。インターネットはそれなりに普及していたけど、スマホはまだ存在しない。携帯全盛期。人によるとは思うけど、リアル店舗での買い物の比率は今よりずっと高かった。プリウスが発売され...続きを読むPosted by ブクログ
-
シンプルなタイトルに惹かれ購入しました。購入するまでこれがSF小説仕立てになっているとは知らなかったのですが、このスタイルはありかと思います。すらすら読めましたし、AIの課題と同時にAIが生み出すプラス面についても大いに想像力が刺激されました。
本書では、2041年を舞台にした10個のSF小説がオ...続きを読むPosted by ブクログ -
これから何らかの将来ビジョンを作る人にとっては、ハラリ博士の「ホモ・デウス」と並んで必読の書だと思います。
ただ、初期のAI研究者・経営者として大成功を収めた作者の経歴から、AIの将来の可能性について非常に自信を持っており、政治や社会の問題について楽観視し過ぎているようにも感じます。
また、物語...続きを読むPosted by ブクログ -
深層学習の短所
AIが個人を知りすぎること。目的関数が単一だと、個人の幸せにつながらないリードをすることがありうる。
不公平と偏見。AIの学習サンプルに偏りがある場合。またはAIの判断が差別につながる場合。
説明不能。理由はわからないがそういっている、という場合に何に従うのか。
ディープフェイク
...続きを読むPosted by ブクログ -
この本のここがお気に入り
「大きな進展が見られない分野や基本的な理解すらできていない分野がいくつも残っている。例えば、創造性、戦略的思考、推理、反事実的思考、感情意識をどうモデル化するのかだ。これらの難題解決には、深層学習のような技術的ブレークスルーが10回以上必要だと考えられる」Posted by ブクログ -
おそらく、ここに書かれていることは2020年代には実現する。発想が弱くないかな。大規模言語モデルが急激に進化する前に書かれた本だからしょうがなくもあるけど。
これだとSFというフォーマットをとる意味がない。
勉強にはなるけど、SF小説としても未来予測としても残念。Posted by ブクログ -
在りうる未来技術をベースに未来社会を予測した小説(SF)を展開する。絶対に面白いに違いないと思ったわりには、普通。2041年は近すぎたか?
知っている技術と未来予測のオンパレード。ビッグデータと深層学習AIから予測される、保険、成りすまし、AI教師、ロボット医療、バーチャルアイドル、遠隔操作運転、自...続きを読むPosted by ブクログ -
かなりのボリューム、ゆっくり読まないと疲れます(笑)
G検定受験前に読むと、物語として頭に入るのでよかったかも。
前半は楽しいSF世界だが、後半はデストピアを連想させる深刻さもある。いつの時代も、優れたものは諸刃の剣。人間力が問われる。
量子コンピュータの世界をもっと知りたい。Posted by ブクログ -
AIに関するフィクションものを読みたい人におすすめ。
【概要】
●AIネタを入れ込んだ10の物語
●各物語の後に「テクノロジー解説」
【感想】
●ありそうでなさそうな話が読み物としては面白い。
●未来において実現できる(できない)の判断に明確な根拠がなく感覚的に述べられているものが多いため説得力...続きを読むPosted by ブクログ