ジョン・チューのレビュー一覧

  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    SFってやっぱ面白い、と思わせてくれる16編と盛りだくさんの短編集。文庫も物価高騰のあおりを受けてこんなに高くなったか・・・と思いつつ買ったが、元は取れたと思う。

    どの作品も味わい深いのだが、意識を持ったAIは物理的につながりさえできれば、ハード(シャーシ)を乗り換えていけるって設定が興味深い。人...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    コミック『アトム・ザ・ビギニング』を読んでいたところで本作を偶然手に取ったのだが、ロボットの擬人化という単純な物語など遥かに超越した16篇の来るべきAI世界にまつわる思索小説としても大変興味深い短編が名編者J・ストラーンによって集められている。J・J・アダムズ編による銀河連邦、パワードスーツものなど...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    2022-12-06
    AIテーマ短編集。便宜上AIと言っているが、それを人類に対してどう位置づけるかは千差万別。他者、鏡像、比喩、拡張、反映、などなど。いずれもとても興味深く、示唆に富み、刺激的。
    現実に近いという意味で、ケンリュウ「アイドル」、スラップスティックなコメディとして、アステアレナルズ「...続きを読む
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    人間のようなA.Iが多いが実際はそうじゃないんだろうな。
    印象的だったのは以下。
    『エンドレス』
    『アイドル』
    『もっと大事なこと』
    『ソニーの結合体』
    『人形芝居』
    『翻訳者』
    『赤字の明暗法』
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選
    ホントに人工知能的なものに意識や自我が誕生したら、それは人間のそれとは似ても似つかないものになるはず。理屈から真面目に考えてみれば、そうなるはずなのだが、そういう話は「翻訳者」くらいか。国産でこのテーマのアンソロジーを組んだら、そっちの方が主流になりそうな気がするんだが。まあ「人型」というものに対す...続きを読む