三好碩也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●内容
うさぎのましろが、クリスマスプレゼントがもう一つほしくて、サンタさんにウソをつき、ひみつの種をもらう。だが。ウソをついたことに罪悪感を感じ、自分のものにするのではなく、森に植えることにした。実は、その種は特別なもみの木で、ぐんと成長すると、プレゼントがなる、輝く木であった。。
●個人的感想
・作者の佐々木たづさんの言葉の感性美しい。
・話の展開、言葉からクリスマス森の静けさとあたたかさを感じて、とてもいい!
・佐々木たづさんは、なんと都立駒場高校の大先輩だった。ご縁もある。
・星5つ!
●対象
年長からいけるかもしれないが、長めのストーリーのため、小学生からに。 -
Posted by ブクログ
小学校の読み聞かせで、今日、読んだ本。
1970年発行だから、自分よりも年上な絵本。
子うさぎの「ましろ」がずるっこしてサンタクロースから2回プレゼントをもらったんだけど、2回目もらってから、ずるしちゃった、どうしよう・・・と葛藤するお話。
オチといっては身もフタもないけれど、クリスチャン的な結末です。
日本人にはキリスト教的な神様って、ピンとこないと思うけど
お話の世界観はうつくしい。
今、いじめとか、ばれなきゃいいやとか、人を貶めてやろうとか
殺伐としてる世の中なので、ましろの行動にはほろりとします。
忘れてたことに気づかされた・・・かな。
読み聞かせしながら泣きそうになっちゃったよ -
Posted by ブクログ
シンプルで控えめな色合いで40年以上愛されているしっとりとした絵本です。まっしろな子うさぎは、サンタさんからクリスマスプレゼントをもらいました。でも、またプレゼントがほしくなった、ましろは、黒い炭を体につけて黒うさぎになって、プレゼントをもらいます。
サンタさんは、ましろとわかっていても、プレゼントをくれました。それは、
「たね」。あとで、ましろはプレゼントを二回もらったことに後悔します。
でも、最後は、たねをうえて、たくさんのもみの木が大きく育ちました。
それは、きらきらひかったプレゼントがいっぱいに実った、もみの木です。
きちんと反省したからこそ、素敵なプレゼントが届いたのですね。