ヤンシィー・チュウのレビュー一覧

  • 夜の獣、夢の少年 下

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    ネタバレ

    なかなかおもしろかった!

    ちょっとあやしげで薄暗いような、独特の雰囲気があって好きなタイプの物語だった。

    登場人物の名前の一部に五常の字がはいっていて、それがキーになるところはなんとなく里見八犬伝を思い出した。個人的には途中から謎の行方よりもロマンスの方に夢中になってしまった。二人にはこれから幸せに暮らしてほしい。
    そしてできれば二人のその後も見たい…。

    こわいロマンスも最後の方にあったけども、それについては本格的にネタバレになってしまうから語らないでおく。

    ところで五常の一人は登場前に亡くなっているからこの世には四人しかいないわけだけど、作中で何度も繰り返されるように四は非常に縁起の

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    2021年05月30日
  • 夜の獣、夢の少年 上

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    下巻の表紙に惹かれて購入。面白かった。ファンタジー要素、ミステリー要素、ロマンス要素がほどよく融合していて、飽きずに読める。世界観は突飛すぎることもなく、取っ付きやすい。個人的にジーリンとシンの関係性が好き。下巻も読む。

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    2021年05月28日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    ネタバレ

    面白かった。指の行方ににハラハラし、虎の存在にビクビクし、ジーリンとシンの気持ちのすれ違いにドキドキし。五常の最後の一人、最後の最後でどんでん返しでした。リディアの毒でリディアが死ぬのかと思いきや…。そうは言っても懲悪的な結末。レンがどこまでも純粋で可愛かった。老先生の骨も返せてよかったよかった。結局虎は最後まで出て来ず。人狼ではなかったのですね。

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    2024年09月10日
  • 夜の獣、夢の少年 上

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    姿を見せない虎?なにかが起こりそうな不穏な気配。交錯するふたつの物語。五常の残りのひとり(礼?)は誰?
    下巻へ。

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    2024年09月09日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    どの主人公たちにも魅力があり、どんどん場面が展開して面白かった。
    しかしミステリアスな虎に関する記述に物足りなさも感じる。もっとホラー風味でも良かったんじゃないかとか、マクファーレン先生は本当に人虎だったのかどうかとか。

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    2024年08月28日
  • 夜の獣、夢の少年 上

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    上下一括感想
    下巻にて

    二十世紀初め、英国植民地のマレーシアを舞台にした、東洋幻想譚。
    すれ違いのまま下巻へ……。

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    2023年08月25日
  • 彼岸の花嫁

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    わがままお嬢様の冒険物語。
    幽体離脱したまま冥界を冒険して、絶世の美男に出会うとか、面白すぎる。
    テンポよく読めて気持ちよかった。

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    2023年07月10日
  • 夜の獣、夢の少年 上

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    面白かった! 2つのストーリーがどこで交わるのか楽しみ。
    2組の双子、それぞれの謎と片割れへの想いにもドキドキする。

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    2021年10月03日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    ネタバレ

    英日翻訳学習中+東南アジアの文化に興味有+中国語とインドネシア語(マレー語に近い)学習経験有+ファンタジー好きの私には堪らない作品だった。
    1930年代のマラヤ(現マレーシア)の歴史や風土をしっかり調べた上で書かれているようなので、旅行で行ったマレーシアや中国の風景も参考に思い出し、鮮やかにイメージしながら読み進めることができた。
    原題でもあるThe Night Tiger、人虎の存在は様々な形で(ときにかなりはっきりと)仄めかされながらも、最後まで明確にはならず、迷信は迷信として謎を残してくれたのも好感。
    創元「推理」文庫なだけあって、ただのファンタジーではなく、ミステリー要素も強く、まさか

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    2021年08月10日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    仁義礼智信、の読み方が当然なんだけれども違って、いつも一つ思い出せなくってなんだっけ?と思いながら読みました。義がイーなんですねぇ。

    という訳で、恋愛に鈍い系のヒロインの恋物語がメインだったらちょっと苦手だったかもしれないですが、話の軸は小瓶に入った指だったので。そこの軸からあまりずれなかったのが面白かったです。それにしても人虎って山月記でしたっけ?アレもそういうのじゃなかったかな…と思ったり。中国の古い話は奥が深い。

    それにしてももう一人の礼さんコワイ。彼女が植えたのって夾竹桃かイチイの木かなぁなんて思ったんですが、どうなんだろう。夾竹桃と言えば、千葉市では昔、出産祝いとして苗を配ったら

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    2021年06月28日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    すれ違い、それはドラマの基本。

    当人達にとっては「すれ違ってる」なんてわからない。
    読者以外に、現実では「空飛ぶ鳥」か「神様」ぐらいか……。

    マレーシアに実在するイポーやパトゥ・ガジャという場所で繰り広げられる、不思議な出来事。
    人々は、次々と起こる不審死を「人虎」のしわざとして恐れる。
    一方で「五常」になぞられた登場人物たちの謎が漂う。

    ミステリーともファンタジーとも、やや消化不良な感があるが、20世紀初頭の英領マレーシア社会を背景にした珍しい物語で、雰囲気は独特。

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    2023年08月29日
  • 彼岸の花嫁

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    前に読んだ本が面白かったので。こちらの方が先に書かれた作品だったんですね。

    時代背景が古いので、お金の無い旧家の令嬢なんてロクなもんじゃないな、というのが一番の感想。働く場所もないし、勉強する場もないし、留学や社交するお金もない。家長である父親がやる気を出さないとどうしようもない世界で、娘の存在も忘れているような男に結婚の面倒なんか出来るわけないものなぁ。これだから男には任せられないよな~と現実をみたら奥さんは嘆きそう。

    それにしても若くして亡くなった金持ち息子はなんでそれほど彼女に執着してたんだろう?作中語られた気もするけれどもあまり記憶に残らない。そしてマルチエンドのように3人も男性を

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    2022年04月13日
  • 彼岸の花嫁

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    Netflix でドラマを視聴後、この本を読みました。
    ドラマとはかなり違うストーリーで、本の方がより内容が濃く、詳細に死者の世界が描かれています。
    ストーリーとしては読みやすく、普通のYAファンタジーといった感じです。

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    2022年03月30日
  • 夜の獣、夢の少年 下

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    一気読み。
    上巻の終わりで期待したほどの事件はなかったけれど、
    意外な犯人が出てきてファンタジーというよりミステリーの面白さ。
    植民地時代のマレーシアの話、初めて読んだ。
    別の作品もぜひ読みたい。

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    2021年10月05日
  • 夜の獣、夢の少年 上

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    あまりマレーシアが舞台の物語を読んだこと、なかったかも。読み終わって、実際の距離感ってどんな感じなんだろう?とグーグルマップで調べてみましたが、あまりよくわかりませんでした… ま、少し前のお話だし、交通の便も大分変っているだろうから今と単純比較は出来ないだろうけど。

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    2021年06月28日