小野木学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人でも、子供でも、読んで欲しい本当に読んで欲しい一冊。
私の心の中にいつもある一冊。
勇敢に仲間を助け、傷を負ってしまうエルフ。最初は仲間たちがエルフを見舞い助けるが、やがて仲間は来なくなり、エルフは何日も立ち続け……
やがて、エルフが立っていた場所に一本の木が。その木は皆を癒やす木陰となる。
厚意が厚意としてとられなかったり、自分の保身の為に言いたい事に口をつぐんでしまったり。
でも、変えていこうといつも思う。せっかく生きてるし、変えるチャンスはいつもあるんだ。そして勇気も持ち合わせてるんだ。自分の気持ちが納得する生き方が出来た、その瞬間に幸せを感じる。 -
Posted by ブクログ
毎日、ねてばかりいた怠け者のジラーが、白いサギを飼い始めました。そして長者の屋敷に忍びこみ……。
自然にゆったり読める、読みやすい文章でした。昔話っぽいのですが、古めかしい言葉が出てきて困惑するようなこともなくて、おはなしに自然と集中できました。
おはなしも好き。
表紙のジラーが、いかにもダラダラ~、のらくら~としてそうで良い表紙だなあ。根は善人そうだし、阿呆なだけではない何かを持ってそうな顔をしているし。実写化するなら大泉洋さんでどうでしょう。
沖縄の話だそうで、紅型の背景と、力強い筆の線で描かれた人物などが、遠い琉球の世界に誘ってくれました。
ジラーが、知略でオトヅルと結婚してもひかな -
Posted by ブクログ
shibu
小学校のとき、教科書で初めて読みました。
実は「なんて暗くて悲しくて可愛そうな話なんだろう」と、子どものころはあまり好きではありませんでした。
30年経って、ボランティアの読み聞かせグループ「音と絵本のお話会」の仲間から「この話をぜひやりたい!」といわれたとき、とても懐かしく本を開き、おどろきました。
おのきがくさんの力強い版画の動物たちが、絵本の中のシンプルな景色を走り回っている!「かっこいい!最高!」
なんとかして子どもたちに、このお話の力強さとかっこよさを伝えたい。そう思って、アフリカのサバンナ・ジャングルでお話を聞いている設定の演出を考えました。
学校でお話会を開くと