藥師実芳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
目にするたび、新しい言葉が増えるように感じられるLGBTについて、2019年の改訂がなされています。
教科書的に、安心して読める一冊です。
子どものころから「みんなが一緒」「ひとりも「なかまはずれ」をつくらない」という、ある意味での同調の暴力を許容して育ってきた世代にとって、「配慮」のひとことでいろいろな対応を迫られることはらくなことではありません。
「それはわがままなんじゃないか」、と自分の感情、心の中から発することばを、不用意に外に出さず、心のなかでとどめておくには、やっぱり知識や経験が必要です。
そういうひとがいる。
許容しよう、受け入れよう、と考える。
いきなり目の前にあらわれ