山口祐加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朝ごはんを食べるとなんか一日頑張れそうな気がする、と同じような感覚をもらいました。素敵な本に出会いました。この本、より美味しいものを、より体にいいものを、より喜んでもらえるものを、という食事が担わされている「より」を開放してくれます。なにより、なんかチャチャと作りたくなるのです。この本で取り上げられるメニューじゃなくて自分が作れるものを、です。それは、そもそもの著者の『自炊をケア』と考えるスタンスから生まれてくるものだと思います。それが世界各地の「ごはん作り」の現地調査に繋がり「ごはんを作る人」へのインタビューでその人の生活を見つめ、しかも簡単なレシピもついているというフルコース、しかも胃もた
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Posted by ブクログ
めっちゃ面白い本だった!
各国の料理が多種多様で、料理への価値観が人によって、国によってこれまた千差万別。
日本みたいに和食、イタリアン、中華、インド料理など、世界の料理を食べる国民は極めて少数派なんだ!
目からウロコ、が落ちまくり〜い!
とにかく読んでいて楽しい本です。オススメします。
旅は自分を客観的に見られるいい機会であり、日本で暮らすうちに凝り固まった狭い価値観を広げてくれる。
著者は世界中の自炊を取材することを通して、料理に対する考え方、そして自分と向き合うことへ意識を向けるようになっていく。
これは自炊取材旅の恩恵でしょうか。
自分と違う人、もの、習慣に直面し、目を向けずに尊重す -
Posted by ブクログ
一人暮らしを始めて、自炊に力を入れたいと思っていた時にたまたま出会いました。
山口祐加さんの自炊は、予め決められたレシピに沿って食材を揃えて調理するのではなく、冷蔵庫の余り物をその場で浮かんだ調味や火入れによって最大限に活かす、という視点なのがとても良いと思いました。火入れの時間や調味料の選定をするには、料理中の食材の様子をとにかくよく観察しなくてはなりません。それが出来る山口さんは、とにかく食材に対する愛が深い方だと思いました。後半では世界中の自炊についても写真や文章で記されていて、非常に勉強になりましたし、より世界を身近に感じました。今後もたくさん自炊して、料理上手になりたい!と思わせてく -
Posted by ブクログ
自炊のハードルを下げるのが自分の仕事だと言う料理家の著者が、12ヶ国を巡り自炊事情を取材する。
食は生きることの大きな部分なので、自炊事情を通じてその国の生活が見えてくる。独特の食材や調味料はもとより、それをどこで買ってくるか、誰が料理するか、いつ誰と食べるか、など。
そしてこれは旅の本でもある。知り合いなど人づてに探した取材協力者の家を訪れて、泊めてもらって数日過ごす。料理だけではなくその人の人生を聞くことになる。
著者が、取材協力者の懐に飛び込んでいって、徐々にその空気に馴染んでいく様が楽しい。きっとこの人には人の心を解きほぐす何かがあるのだろう。
世界にはいろいろな人たちがいて、それぞ -
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はるさんVoicyで対談されていた
ベジタリアンという人たちは聞いたことがあったけれど、なぜベジタリアンなのか今まであまり理由は、わかっていなかった。
答えは肉や魚を食べることは必要以上に動物や魚を殺傷することになり、地球や自然保護にもよくないと。
その分タンパク質は他の食品で補うというのが、なるほどと思った。
自炊料理家と名乗るほど著者の自炊に対する探究心がずば抜けている。
「おいしい」
だけで終わらせず、
どのように食事を作っているのか、ライフスタイルとも関連させて考察しているのはおもしろい。
著者の言葉にもあるように
世界旅行をしているような気分にもなれる本。
500 -
Posted by ブクログ
誰かにシェアする話でもない‥今日いいことがあったという誰にも奪われない自分だけの嬉しさを味わうことって生きていていい自信にもつながる。
料理は誰からも指図されない、思うままにやっていい。成果がすぐに現れてちゃんと美味しい。料理で自尊心を保つことができる、自分を丁寧に扱う行為、自分をケアする行為なんだなという文が心に沁みた。誰かのためじゃなく、自分の為の料理が自尊心を育み、人生を生きやすくするんだ。
料理は元々好きだったけど、もっと自分の為に作って良いんだなって、誰かに許された気持ちになりました。自分が喜ぶ食材を買って自分が好きな味付けにして、ここまで自分をケアできる行為って他にないかもしれない -
Posted by ブクログ
12か国24の家庭の自炊事情が紹介される
はじめに、で著者の自炊観は生まれ変わったというくらいに変化した、とある
これはすごい本だ、という予感がする
12か国の自炊それぞれのエピソードが面白く美味しそうだ
それを見て著者は何を感じるのか
最後の1文で世界観の変わるミステリのようにおわりに、を読んだ
以下はミステリのようにネタバレ
日本ならでは、として毎日違う献立、定食スタイル、栄養バランスのプレッシャーがある
なぜか
著者は給食を挙げる
なるほど
伏線はないが納得
6か国の小学校を比較した本を読んだが小学校のスタイルは国民性に強い影響を与えている
あるいは国民性が小学校のスタイ -
Posted by ブクログ
本書から、自炊料理という日常的で、個人的で、ともすれば誰からも褒められることもないかもしれないささやかな行為に悩む人達が、実はその背景に自尊感情に悩んでいたり、傷ついていたりするということが分かってきます。そして、料理が個人的な行為だからこそ、もっと自分の五感や気分に素直になって、自分自身を労ってあげても良いと料理家の著者と精神科医の星野氏は優しく説いているように感じました。
比べるのは他人とではなく、料理を楽しめなかった以前の私であり、自分が食べたい物を食べたい味で食べられるのは、健康的な人生において大切なことと思いました。明日からの料理のハードルが少し低くなった気がします。