井上喜惟のレビュー一覧

  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    フランソワ・デュボワ(Francois Du Bois)
    1962年、フランス生まれ。94年にレジオン・ヴィオレット金章音楽部門を史上最年少で受章するなど、世界的なマリンバソリスト、作曲家として活躍中。楽器史上初の完全教本『4本マレットのマリンバ』(全3巻/IMD出版)を刊行するなど、卓越した表現力で、作曲、執筆などを通じてマリンバソリストの地位を向上することに大きく貢献。慶應義塾大学で作曲法を指導しはじめたことをきっかけに在日21年目。本書読者のために新譜『Gunung Kawi』を特別公開(ハイレゾ対応)。


     じつは、単に音符を書き込んだだけでは、その人の頭の中にある音楽を正確に再現し

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    2023年09月11日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    縦軸と横軸で音楽をわかりやすく解説
    面白い
    あなた自身であり続けてください。
    音楽は難しく考えなくてもいいんじゃないかと思わせてくれる。

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    2020年05月19日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    入門者向けなので音楽や数学に素人でも楽しんで読める。
    作曲の横軸と縦軸についての解説と、語彙としての音色、そして実際の作曲。音楽や記譜法の歴史、著者と各楽器との付き合いなど、読み物として純粋に面白い話もある。マリンバといえばグアテマラシティの国立劇場で聴いた演奏を思い出す。

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    2019年12月12日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    「蜜蜂と遠雷」の小説を読んで、もっと音楽の知識があれば更に楽しめるんだろうなという思いを持っていたので、本書を手に取りました。
    作曲は数学だと著者は繰り返し述べていましたが、確かに方程式を解くのに近い印象を持ちました。クイーンのギタリストのブライアン・メイのように数学などの理系学問を修めた人が音楽家になるケースも実際多いそうです。
    様々な知識やテクニックを使って方程式を解くように、様々な音の規則性や楽器ごとの出せる音域・得意な音域などの知識やテクニックを駆使して複雑な曲を作り上げていくプロセスは、非常に興味深かったです。
    著者は音楽専攻でない大学生向けに作曲の講義もしているそうですが、本書はト

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    2019年11月30日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    フランソワ・デュボワの『作曲の科学』読み終わったー。著者の作曲に至るまでの背景を見せつつ記譜法や音楽の理論の基礎を最小限導入してておもしろかった。最後の方は作曲実践入門的な感じで、電車だったので帰ってもっかい読みながら試そうと思う。いい本だなー。

    DAW音作りはできはするが理論ぜんぜん知らないしめっちゃ怖いと思ってたけど、なんだか気軽にやってよさそうという気分にさせてくれる、よい本だったな。

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    2019年10月15日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    いやー勉強になった!
    モノフォニーカラーポリフォニーへそして和声楽へ 音楽の進化を知れた

    音楽の足し算は時間軸=メロディ
    音楽の掛け算は和音や楽器の重なり
    この考え方も面白い

    そして豆知識も手に入った
    タイ=結ぶ〈伊〉
    テンポ=時間〈伊

    ブルーバックスは理系向けとのことで自分に読めるか不安だったけど興味ある分野はいける!

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    2025年11月21日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    音楽理論のとっても初心者向けの解説になっている。作曲でもしてみたい、という人はもとより、クラシック等のスコアを読みたいという人や、バンドやっててコードの構成とか進行について興味ある、というような人にもすすめられる。手に取りやすいし、サイズも値段も手ごろなので、プレイヤーになってみたい人、音楽を理解してみたい人はぜひ!

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    2023年10月10日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    作曲に対するハードルは、今やかなり低いらしい。
    コンピュータの様々なアプリのおかげで。
    そういう時代の作曲指南本なのだが、音楽史の話も、個人史もよりあわせつつ、やはりがっつり楽典、和声法。
    とはいえ、読み物としては読みやすい。

    特に作曲をしたいとは思わないけれど、自分が好きな音のつながり、和声を探ってみるのは楽しそうだ。

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    2020年11月29日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    フランス人で日本在住の作曲家による、音楽の基礎と作曲に関する話。小学生の頃習った音楽の基礎をもう一度おさらいし、かなりの疑問点が解決できた。経歴や自分自らについてのよもやま話の部分が長すぎる。
    「(演奏家)グループで演奏中、必ずどこかでソロとして弾くタイミングが回ってくる。そのソロパートを聴いて「彼には独りよがりな傾向があるな」とか「あの人は注意深く正確に、他人の音に耳を傾けているな」とか「この人は権力志向が強いな」「度胸があるな」といった、個々の奏者の才能や深層心理、性質や演奏傾向を読み取ります」p14
    「作曲とは数学である」p39
    「ピアノの場合は右手の担当領域がト音記号、左手のそれがヘ音

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    2020年02月23日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    臆せずに規則から自由になり、新しい地平を探求市に行く冒険心を胸に抱き続け、ときには誰にも評価されないリスクをも恐れない勇気が必要です。

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    2020年02月13日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    「作曲」をテーマにしているが、楽典の基本的部分、特に和声の基礎が分かりやすく書かれていて面白かった。後半では、実際の作曲を目指してコード進行の例がクラシックだけでなくロックや歌謡曲も引き合いに出して説明されている。残念ながら、知らない曲が多くてよく分からなかったが、フランス人でありながら日本滞在歴も長い著者が日本人に向けて書いた本書の意気込みを感じた。
    音や音楽は、書物では表しきれない部分があるが、特設ウェブサイトで音のデータにアクセスして実際の音や響きを聴くことができ、本では伝わらない部分を補っているのがよい。

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    2020年02月11日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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     こんな本を手に取るなんて…というか,こんな本がブルーバックスの一冊になるなんて…というか…。
     まったく場違いというわけではない。振動数と音の関係というのは科学だし,わたし自身,いろんな楽器を弾いてきたし,興味もあった。
     しかし,こと,作曲なんてことは考えたこともなかったのだが,本書を読むと,わりと簡単に作曲できそうな気になる。
     本書の凄いところは,まるで日本人が書いたような文章になっているところだ。著者のフランソワ・デュポアという人は,もちろん日本人じゃないのだが,この文章を読んでいると,ついつい「あれ,これって日本人が書いたんだったっけ」という錯覚に陥ってしまう。それくらい,読みやす

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    2019年11月08日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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     フランス生まれのマリンバ奏者で、慶應で音楽専攻ではない学生に作曲法を教える著者が、音楽の初心者に向けて作曲に必要な初歩的な知識と技法を解説したもの。QRコードを読み取って、本書に載っている楽譜や実際に著者が作曲した音楽の音源にアクセスすることができる。
     楽典の基本の基本、みたいなところが分かりやすく解説されていて、読みやすい。個人的には音程の長短・増減・完全○度みたいなやつが、やっと分かった気がする。というか分かってみると結構簡単で、なんでこんなの分からなかったんだろう、という気さえするくらい。たぶん、厳密な部分が省略されていてポイントだけ、初心者向けに解説されているからだろうと思う。例え

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    2024年06月22日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    「カセットテープミュージック」でスージー鈴木さんが紹介していたので、興味を持ちました。著者は慶應義塾大学で音楽(作曲)を教えているフランス人の世界的なマリンバ奏者であり作曲家。

    「音楽は科学だ・数学だ」というコンセプトなので科学新書のブルーバックスなんですが、中身はと言えばやはり「譜面の読み方をある程度分かっている人」向きなのは否めません。加えて、著者自身の「自分語り」の部分も一定量を占めていて、肝心なところへなかなか行きつけないもどかしさがあります。大学教授の著書というだけあって、講義を聴いているような雰囲気でしょうか。それが「単刀直入に、シンプルに『音楽と科学の関係』について理論的に語ら

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    2024年04月14日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    「作曲の科学」というタイトルだが、作曲の話も科学の話もあまり出てこない。
    本書の半分は音律の基礎で、4分の1は楽器についての読み物で、残りの4分の1が作曲についてである。
    作曲を勉強しようと思って読むと期待外れになるが、楽譜の読み方入門として読むのにはちょうど良い本だと思う。

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    2024年03月27日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    ・フランソワ・デュボワ「作曲の科学 美しい音楽を生み出す『理論』と『法則』」(講談社ブルーバックス)を読んだ。本書は「曲作りの『しくみ』と『原理』を、音楽の理論的な知識をまったくもたない人にも理解していただけるよう」(4頁)に書かれたといふ。実際、五線の各部の名称から始まる。これはヨーロッパの記譜法の歴史を終へたところで出てくる。第1章「作曲は『足し算』である」と名づけられた章である。 副題として「音楽の『横軸』を理解する」(21頁)とある。なぜここに記譜法や五線が出てくるのか。「音の組み合わせには『定理』があり、美しいメロディ を生み出すための“足し算”や“かけ算”があって、その『四則演算』

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    2019年12月23日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    ネタバレ

    世界最古の楽器
    35000年前のハゲワシの骨のフルート、22cm、ドイツ

    世界最古の楽譜
    紀元前1400年シリア
    中世イタリア1025年、修道士グイード作 音程も考案
    記譜法の基礎1650から1750年に確立

    ピアノ並みの音域を奏でられるのはチェンバロとハープ


     

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    2020年06月15日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    全く作曲のことはわからないのですが 面白そうだなと思って読みました。
    素人のわたしでもわかるような気になったのでとても良かったんじゃないかなと思います。

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    2019年12月07日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    この本は4章構成になっていて、個人的には3・4章の「作曲のための語彙を増やす」「作曲の極意」目当てで読み始めた。目次を読む限り、3章では様々な楽器を取り上げ、それらの特徴やら曲での活かし方が記載されているのだと思っていた。確かにそれもあるが、著者と親交の深い奏者へのリスペクトのついで程度のようでもあり、そこは少し残念。同じ曲でも違う楽器で演奏すると雰囲気がかなり変わる旨の説明までしてくれたのだから、いっそほぼ全部の楽器を取り上げて作曲の際はこの楽器のこういう特徴を生かすと雰囲気が出る等のコツを網羅してくれればよかったのになぁ、と思った。
    しかし説明がわかりやすいし、音源が結構入っていて、作曲や

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    2019年12月01日
  • 作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」

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    音楽は数学的な部分が多く含まれていることが分かる。

    音楽好きな人にはさらに楽しめるのではないか。

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    2019年11月23日