トムクラインズのレビュー一覧
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物事はもっとシンプルだったのかもしれない。好奇心の赴くままに、やりたいことができていれば、ゲーム感覚で核融合炉だって作れてしまう。しかし、そのレシピを理解する知能、あるいはそのレシピと出会うかどうか、これはやはり遺伝子、環境、運によるのだろう。誰もがそうなれる訳ではない。
本書は、科学の魅力に取り...続きを読むPosted by ブクログ -
テイラーの核融合の話であり、教育書でもある。
表題に書いたとおりです。核融合の話が出てくるのは本のかなり後半の方であり、前半の大部分は放射能や放射性物質の話、テイラーの幼少期や両親の話となります。
テイラーのような天才(ギフテッド)についての考察も非常に多く、テイラーの両親がテイラーの才能をどう...続きを読むPosted by ブクログ -
【脳力】
少年は没頭できるマニアですが、オタクぽくはありません。
コミュニケーション能力が高いマニア、完璧です。
少年は没頭力が尋常ではなく、没頭して結果を出しています。しかも、ものすごくスピード感があるので没頭から結果までが短く、途中リタイアがないので達成感を次から次へと味合うことができています...続きを読むPosted by ブクログ -
これは教育に携わる人に、是非読んでもらいたい本。
ギフテッドに限らず、子供の伸びていく可能性の邪魔はしたくないと思った。
下記、創造性についての引用は大事。
E・ポール・トーランス
肯定的な将来像は、人を引きつける強い力である。こうした将来像は、私たちを駆り立てて活気づけてくれる。そして重要な行動...続きを読むPosted by ブクログ -
米国の片田舎の天才少年が、核融合炉を作るまでの話。それに絡めて飛び級に代表される選抜、加速教育の現状、あり方を述べるが、実際には核融合にまつわる知識が面白い点となっている。教育の点は、能力を発揮させるよう制限をできるだけ設けず助ける親、メンター、教師が必要だとする。Posted by ブクログ
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14歳で核融合を成功させる。確かに現実離れしたもの凄いことだ。
ただこの本はそれを実現させたテイラー少年への教育に焦点を当てたものだ。
子供は無限の可能性を秘めているなんていうが、本当の意味でその才能を開花させることは難しい。テイラーは家族の協力だけではなく、自ら周りの大人たちをも巻き込んでいく類稀...続きを読むPosted by ブクログ -
14歳で核融合炉を作った天才少年の生い立ちを追う。危険と隣り合わせの研究に対し、彼の両親はできるだけ少年に寄り添い子供を応援する。「これをしてはいけません」などの頭ごなしの否定はなし。普通の学校ではなく、ギフテッド(特殊能力)向けの専門の学校に進み大人の研究者に混じって研究を続ける。
アメリカでは天...続きを読むPosted by ブクログ