トーマス・トウェイツのレビュー一覧

  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ネタバレ

    著者のノリがよくて楽しかったけど、ヤギになるのは最後の少しで、ヤギになるまでこんなに大変なんだよという過程が大半。4足歩行も草を食べるのも難しい。ヤギになってから、ヤギシチューを喜んで食べたのには笑った。やはり草だけではキツイよね。

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    2021年02月22日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ただ単にヤギコスして一緒に群れてみるだけかなーとか軽く構えて手にしたら、とんでもない一冊でした。まずヤギの魂から思考へ、その身体構造へ、解剖までしてできる限りヤギそのものへと近づこうとするプロジェクト。人間の「悩む」ことからの解放から始まった、サイエンス・ドキュメント。何度も一線を越えかける姿にも、たっぷり笑わせていただきました。次は何のプロジェクトかしら。

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    2019年08月05日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    こんなにも突拍子も無い実験を至極不真面目な動機で、至極真面目に取り組んだ筆者と関係者には多大な敬意を評します、そのニュアンスをうまく訳してる訳者にも。でも僕はヤギにはなりたくないねw

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    2019年02月12日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    人間の生活に嫌気が差した筆者が完全にヤギになるにはどうしたらよいかを研究し、実践するという突拍子もない内容の本です。計画当初は象だったのですが、象は大きさ的に難しいとなり、ヤギになることにしたそうです。動物解剖学者やシャーマン、医者、義肢装具士など様々なひとの協力を得てヤギのように四脚歩行できる器具を開発。七転八倒しながらどうにかスイス・アルプスの山の斜面をヤギの群れと一緒に歩くことに成功しました。筆者のこのバイタリティはどこから来るのかと思いつつ終始ニヤニヤしながら読みました。面白かったです。

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    2018年10月10日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    終始ふざけたトーン(実際ふざけてるか)だけど、
    きちんと専門家に話を聞きに行っているし、
    意外とためになるのかもしれない

    でもやっぱり読み終えて思い出すのは、ふざけてる場面

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    2024年02月19日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イグノーベル賞受賞とのことで、くだらなくても何か研究をしたのかと思って読んだんだけど、そういう内容じゃなかった。くだらないことをやってみようという姿勢はすごい好きなんだけど、ちょっとした事柄について色々調べて膨らませてあーだこーだいう能力(こういうの一言でなんていうんでしたっけ?)に長けた人なんだと思う。という感想になったのは訳のせいもあると思う…

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    2023年09月21日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    トーマス・トウェイツは、ロンドン出身、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン及びロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒のグラフィック・アーティスト。
    トーマスが大学院の卒業制作として行った「Toaster Project」は、トースターをゼロから自作することを目標に掲げ、鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、ジャガイモのでんぷんからプラスチックを作るなどして完成させたもので、世界中の様々なメディアで取り上げられ、その記録(日本語訳)は『ゼロからトースターを作ってみた』として2012年に出版(2015年文庫化)されている。また、完成したトースターはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物

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    2023年02月10日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    引き続き、村井理子さんの手がけた本を読んでみた。

    私の場合、前段「ゼロからトースターを作ってみた結果」の存在を知らないまま、この本だけを読んだが、おそらく前段から続けて読むとさらに面白かったとおもわれる。

    さて、トースターで注目されたデザイナーというかアーティスト、兼、研究者のトーマスが、今回はヤギになるプロジェクト。
    何を言ってるんだと思うが、それを本当に真摯にやってるのだから、なぜかこちらもそれについての疑問は無くなる。
    各分野の専門家に丁寧に話を聞きに行き、クレイジーさに呆れられつつも、丹念にプロジェクトを練り直していく様子は尊敬に値する。

    第1章の魂の話がけっこう長くて、離脱しそ

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    2023年01月12日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ヤギになろうとして、精神面と身体面の両方から攻めるのが素晴らしい。
    トースターをゼロからつくる!のスタート地点を「郊外の湖に自転車で行って、全裸になって自転車と服を全部捨ててから」に定めた人だけのことはある。

    象になるプロジェクトにお金だしてくれる機関に、象じゃなくてヤギになるプロジェクトに変更したことを伝えなかったくだりまじヤギ(褒めてる)。
    そもそも、まだ起こってもいない未来に怯えたり、やらかした過去を後悔したりしないようにヤギになろうとしてきてたはずなのに。
    「許可もらうより謝った方が早いから」報告しないとか…それできる時点でもうかなりヤギなのよ(褒めてる)。

    実はこの時点から思考も

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    2022年08月29日
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)

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    ●人間(著者)がヤギになるにはどうすればいいのかを真面目に考えて行動に移すというふざけ倒した本。読み物として、ユーモラスで面白かった。

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    2018年11月01日