トーマス・トウェイツのレビュー一覧

  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    イグノーベル賞受賞とのことで、くだらなくても何か研究をしたのかと思って読んだんだけど、そういう内容じゃなかった。くだらないことをやってみようという姿勢はすごい好きなんだけど、ちょっとした事柄について色々調べて膨らませてあーだこーだいう能力(こういうの一言でなんていうんでしたっけ?)に長けた人なんだと...続きを読む
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    トーマス・トウェイツは、ロンドン出身、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン及びロイヤル・カレッジ・オブ・アート卒のグラフィック・アーティスト。
    トーマスが大学院の卒業制作として行った「Toaster Project」は、トースターをゼロから自作することを目標に掲げ、鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と...続きを読む
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    引き続き、村井理子さんの手がけた本を読んでみた。

    私の場合、前段「ゼロからトースターを作ってみた結果」の存在を知らないまま、この本だけを読んだが、おそらく前段から続けて読むとさらに面白かったとおもわれる。

    さて、トースターで注目されたデザイナーというかアーティスト、兼、研究者のトーマスが、今回は...続きを読む
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    ヤギになろうとして、精神面と身体面の両方から攻めるのが素晴らしい。
    トースターをゼロからつくる!のスタート地点を「郊外の湖に自転車で行って、全裸になって自転車と服を全部捨ててから」に定めた人だけのことはある。

    象になるプロジェクトにお金だしてくれる機関に、象じゃなくてヤギになるプロジェクトに変更し...続きを読む
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    ●人間(著者)がヤギになるにはどうすればいいのかを真面目に考えて行動に移すというふざけ倒した本。読み物として、ユーモラスで面白かった。
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    「動物になると悩まずに済むのではないか?」と誰でも一度は思うけれども誰も実際にしようとはしなかったことを真面目に実現させようとする筆者。
    笑えましたが勉強にもなりました。
    人と他の動物の違いは心の中で時間旅行ができる力があるかどうか、というのが納得させられました。
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    人間世界の悩みから解放されて、少しの間本能だけで自由に生きる動物になるという試み。現実逃避の思いつきで始めたような軽さですが、ヤギに近づくために脳、骨格、内臓を突き詰める姿勢にあっぱれです。アホなことしてるなぁとも思いながらも最後ヤギの群れに受け入れられてる姿はなんだか微笑ましい。
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    ヤギになってみた結果が詳しく書かれていないのが残念だが、これは邦題の訳し方のせいなのか。ヤギ男実験のその後が知りたくて読んでいたので期待とは違ったが、第5章が面白すぎたので許す。
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    おお!あのトースターの彼が帰って来た!
    しかもかなり馬鹿馬鹿しい内容で!!

    と思い、本書のトーマス・トウェイツ並みのハイテンションで手にして一気に読んでしまいました。
    …うーん…他の方も書かれていらっしゃいますが、ヤギになる過程をリポートしていて、本来の目的である「人間をお休みして」現実逃避してみ...続きを読む
  • 人間をお休みしてヤギになってみた結果(新潮文庫)
    悩み事を抱えたとき、多くの人はそれを解決するために、考えたり、行動したり、誰かに相談したり、する。近所の犬や猫を見て、いいなこいつら悩みなんてないだろうなとか、誰もが思ったことがあると思う。この作者のすごいところは、では動物になってしまおうと考え、行動したこと。そして選択したヤギになるために徹底的に...続きを読む