キオ・スタークのレビュー一覧

  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    見知らぬ人と話すことはその人の人生に少しだけお邪魔すること。まさに読みたかった内容の本だった。

    私はよく、ふらふらと当てもなく町を歩いたり海をお散歩したりする。知らない人と話すことが大好きだから。
    名前も知らないその人の暮らしや仕事、好きなこと、今日あったことを聞く時間が特別でその数分、時には数時間が幸せでわくわくして、ずっと忘れられないあたたかい思い出になる。
    同じことを考えている人がいてなんだか嬉しかった。

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    2020年10月15日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    "断片的なものの社会学" をよんだ後に、気になってこの本を手に取った。既に私が考えてることを研究してる人がいたか!という感じだった。
    束の間の親密さ=ここにいるわたし、ここにいるあなた、をただ認識し合うことで感じる緩く柔らかく暖かな社会とのつながり。何かを成し遂げずとも、何かを買わずとも、少し自分の中の異なるもの知らないものへの恐怖心からくる壁を取り除いて社会に自分を開くことで、ただ生きているだけで幸せが感じやすくなるんじゃないか。そんな気がする。自分なりの小実験を実生活の中でしていこう。

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    2019年05月01日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    キオ・スターク氏は、イェール大学卒、ニューヨーク大学大学院修士課程修了、ニューヨークを拠点に活動する作家・研究者。世界中の、科学、教育、ビジネス、芸術、人権、心理学など幅広い分野の専門家等が、自分のアイデアや経験を短時間で共有するプレゼンテーション形式の講演である「TED講演」等を通じて、見知らぬ人との交流がもたらす心理的・社会的な影響について発信している。
    本書は、TED講演のスピーカー等が、自らの講演内容を更に深掘りし、かつ、20,000語程度(1~2時間で読める分量)にまとめた「TEDブックス」のひとつ。
    私は還暦を超えた会社員だが、いつ頃からか、自分の周りには、家族や友人や会社の同僚の

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    2025年05月21日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    ネタバレ

    【知らない人との貴重なつながり】
    見知らぬ人と話すことの可能性について、話されています。

    見知らぬ人との会話、都会に生きているときに私たちが他者と一定の距離を保っていることを、「儀礼的無関心」と呼んだりするらしい。

    この社会的距離は、公共の場や街中での快適さを保つためという目的がある。
    一方で著者は、この無関心をときに破ってみることを勧めていました。
    なぜなら、ずっと無関心を貫いていたら、人と経験を共有する機会を失ってしまうから。


    ・生の経験の意義。
    著者は、他者と意識を通わす経験には、目には見えない心の作用があり、意義があると強調します。

    注意深く、普段の無関心の儀礼

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    2024年06月03日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    ‘「わたしにとって、見知らぬ人に話しかけるのはちょっとした冒険だ。それは、楽しみであり、反抗であり、解放でもある。つまり、わたしの生き方なのだ」’

    著者のキオ・スタークは他者との出会いを日々研究している物書きの方。
    ニューヨークのブルックリンで暮らし、毎日見知らぬ人に声を掛けつづけている。

    ...もしかしたら日本でやっていたら変人かもしれない。いや、こうして本になるということはアメリカでもそうなんだろう。‘不寛容の時代’と言われて久しいし、『知らない人』を排除する動きもある。日本でも『知らない人』が『知らない人』を傷つけたり、命を奪ったりする犯罪も多い。「誰でも良かった」なんて、まるでテン

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    2018年06月15日
  • 知らない人に出会う (TEDブックス)

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    たまたま出会った一期一会の人とのコミュニケーションについて細かく分析してその効能が書かれていた。確かに電車で隣に座った人とか目があった人に話かけるとか意識してみると面白いのかも。
    なかなかできないけどね。

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    2019年08月23日