伊勢雅臣のレビュー一覧
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著者がこれからのグローバル・スタンダードたり得ると考える日本的経営とは、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の”三方良し”。本書ではそれを実践して成功を収めている現代の日本企業や、江戸・明治以降の日本実業界の偉人たちが紹介されています。色んなところで紹介されている日本の経営者の偉人達をコンパクトにまとめて知るには非常に便利な一冊になっていると思う。それこそ、就職活動する学生とか、1年目の社会人なんかが働く意義を確認するとか、若干の教養を深めるのに本書は適していると思います。著者も世界でグローバルに活躍する国際派ビジネスマンとして、ある程度客観的に日本的経営について記述していて、日本民族礼賛
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川越宗一さんの「熱源」、遠藤周作さんの「沈黙」を通じて、『自分が学んだ歴史の事実はほんの一部部分なのでは?もしかしたら誤った認識を持ってしまっているのでは?』と思ったのをきっかけに読んでみました。
教科書ではあくまでも起こった出来事しか記載しておらず、そのきっかけになった事柄や起こった出来事で影響を受けた人々の状況、更には出来事の具体的な内容については記載してないことが多かったかなと思います。
だからこそ誤った認識のまま大人になってしまい、誤った認識のまま発言してしまうと真実がどんどん歪んで後世に伝わっていくのでは。
この本が全て正しいとは思っておらず、まだまだ取り上げられていない背景もある -
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「国際派日本人養成講座」編集長 伊勢雅臣氏による教育の話。よくまとまっていると思う。参考となった。
「明治日本が急速に近代化を遂げ、近代的兵器を駆使して日清・日露両戦役を勝ち抜き、わずか半世紀で世界の五大国にまでのし上がったのも、幕末から明治・大正の教育が成し遂げた奇跡です。また大東亜戦争敗戦後に、奇跡的な経済復興と高度成長を達成できたのも、戦前の国民教育の成果と言えましょう。わが国の近代史は「国家百年の計は教育にあり」という言葉が真実であることを史実で証明していると思います」p7
「全国学力調査では、日教組左派活動の活発な北海道、沖縄県、三重県、大阪府などは下位に並んだ。「こどもの権利」な -
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著者のメールマガジンの教育関連をまとめた一冊。メルマガと言うこともあって、著者が読んだ書物の紹介とそれを根拠とした著者の思いが中心となっています。教育に携わる者としては、紹介されているそれら書籍の抜粋には参考になる点も多かった。しかし、著者は簡単にいえば安倍晋三首相に代表されるような保守・反左翼の立場。今の日本が駄目(なのか?)なのは、戦後左翼教育(日教組)が原因であり、「日本の伝統的教育は素晴らしかった」「戦前虚位浮くは良かった」という非常に分かりやすい「昔は良かった」感が滲み出ています。本文中でも「何でも昔が良かったわけではないが」という一言も随所に添えられてはいますが。当然紹介される書籍
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世界各国で仕事をする”国際派日本人”の著者が、日本の良いところ、称賛されるところをこれでもかと言うぐらい次々に紹介してくれます。たしかに海外に出て「日本とはどういう国なのか」という質問を外国人から受けたとき、うまく答えられる日本人は少ないかもしれない。そのようなとき、本書はとても役に立つと思う。著者自身も海外でのそのような体験を元にメルマガを書き始めてようで、それをまとめたものが本書。書かれている歴史や神話の話し、日本の特徴などは”事実”ではあるだろうし、日本人なら知識として知っておいて損はない、知っておくべき内容だと感じる。本書は日本人を自虐史観から解放するという目的もあるからか、あらゆる日