黒木久勝のレビュー一覧

楽しい時代物。無双一刀流の免許皆伝烏森堅四郎は、30を待たずに美濃加茂沢家の指南役に就く天才剣術士であだ名が「鬼がらす」。しかし実直すぎる性格から御前試合に藩主の嫡男に負けることを潔しとせず、解雇され浪人になる。江戸に職を求めたが得られず、世を儚んだときに救ってくれた小芝居屋「揚羽座」のスター恋之助...続きを読むを命の恩人と慕う。恋之助の弟子となり、慣れない芝居をこれからの仕事と決める。江戸の小芝居屋に入った剣豪の活躍が気楽に楽しめる本です。▼双葉文庫は文字が大きくて読みやすい。

第四弾、最終話
とてつもない大掛りな陰謀、水戸家の政策に関わり、陰陽の香木を用いて大量殺人から世相不安に？
対するはこれらを打ち消す香？
そして父を襲った一味の中に慕っている佐内も、そして京の丁子屋・宗十郎と父の因縁
謎が解けても当然ながらスッキリしない終わり方

201704/シリーズ完結。香木屋という設定も面白かったのでもっと読んでいたかったけど、展開的にはここがいい引き際なので満足。

第二弾
新しい工夫をしながら店を立て直し？
口臭消しに挑み、吉原へ、そして子持ち太夫桃里と玉弥
そして父の死の真相に迫り、図らずも慕う人が？

第三弾
遂に丁子屋宗主が、そして今度は源吾が重傷を、そして水戸藩の家老は
陰陽の伽羅の意味するものは？

201609/禿のみどりのかわいいエピソードや、清吉の幼なじみの苦いけど一抹の希望のあるエピソードを挟みつつ、おりんの危機が進んでいくので、続きが気になる。

201604/楽しみなシリーズになってきた。主人公にいまいち魅力が乏しいけど成長モノとして却って良い。

シリーズ第一弾
何者かに父を殺され、店を仕舞うはめに、しかし持ち直し、事件の謎を
命を2回も救われた浪人は？
全ては今後か