田村洋一のレビュー一覧
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自分と向き合うことで問題が解決できる。「瞑想」や「悟り」に似た結論だが、そこに至るまでにはきちんと理屈がある。何かを成したいがツメが甘いなどと言われた人には最適な本である。
20年以上仕事をしているのだから、何度となく問題にぶつかりその度にそれを乗り越えてきた。しかし、その過程において私が強引であったためにスムーズにいかず、「時間切れ」「仕方がない」ということで無理をしたケースも数えきれない。その時にはその原因を自分ではなく他者にあると思っていたがそれが間違いだと気がついたのは実は最近である。相手が悪い、自分が悪いと言ったところでそれは思考停止である。とは言え、気がついたからといって同じような -
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プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術 2011/2/17
著:田村 洋一
著者は、野村総合研究所、シティバンク、外資系経営戦略コンサルティングファーム、情報サービス事業会社を経て独立。組織開発、企業人教育、エグゼクティブコーチングを職業にしている。
ファシリテーションと言えば会議の進行役というイメージが先行し、戦略的なプロジェクト設計やチーム開発・組織発展の意味合いはあまり知られていない。ファシリテーションを単なる会議マネジメントではなく、複雑な状況を打開し、野心的なプロジェクトを成功させるために必須のリーダーシップの方法として捉えている。
本書の構成は以下の9章から成る。
①話 -
ネタバレ 購入済み
『肩をすくめるアトラス』が前提
とにかく『肩をすくめるアトラス』と、その登場人物の引用が多い。また、宗教観に基づいた内容も多く、特に『自尊心のある人=霊的に強い人多しは惹かれ合う』などのフレーズは、ひどくげんなりとさせた。私は宗教的思想を求めてこの本を買った記憶はない。
引用が多く、宗教色の強い自己啓発本。というのが感想だ。もし詳しく読み解きたいなら、三部作ある『肩をすくめるアトラス』を読んでみるのもいいかもしれない。このレビューよりもより鮮明にわかるかもしれない。
ただし、10悪いわけではない。根幹でもある利他主義の悪しき点や灰色的な考えの悪さ。なによりオブジェクティビズムの根幹である『自分の命を主とする』と言う部分に共