ダグラス・パーヴァイアンスのレビュー一覧
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ビレッジバンガードオーケストラというジャズバンドを初めて知った。読み終わった後、you tubeでこのバンドの演奏を聞いたところレベルの高さなどもありすっかりとりこになってしまった。
演奏を聞いてから筆者の言葉に説得力が増した。やはり実力がものを言うのだろう。書き手のバックグラウンドを知っているか知らないかで言葉の説得力は大きく変わるのだろう。自分も口先だけでなく圧倒的な行動力で意志を示せる人間になりたいと反省した。
筆者が述べる組織論はまさに私の理想だが、筆者やバンドの方の人間性の高さにより成り立っている部分が大きいと感じた。これを日常生活に活かすには①自らが行動力ある信頼されるリーダーにな -
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ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」を拠点に現在も最前線で活動する「ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ」のリーダー、ダグラス・パーヴァイアンスの著書。
自らの経験を通して生まれた言葉には、経験した人しか語ることが出来ない、真実味と重みがある。
「ジャズ・オーケストラ」を率いて行く組織のリーダーとしての言葉が多いが、「ジャズ・オーケストラ」組織と言っても会社とは違い、まさにダニエル・ピンクが「フリーエージェント社会の到来」で言っているフリーエージェントによるチームである。
そのために、その中でのリーダーとしての視点や、自分のビジネスにおけるダグラス自身の見解は、フリーランス -
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Principle before personality.
Progress not perfection.
VJOのリーダーでトロンボーン奏者のDouglas Purviance氏へのインタビューを纏めて書籍化したものですが、ミュージシャンにはスッと入りやすい切り口で組織論などがシンプルに展開されています。
個人的には直接著者とは関係ないんだけどサド=メルが生まれるきっかけとなったサド・ジョーンズとカウント・ベイシーのやり取りのエピソードが印象深かった。
「音楽以外でも、チームプレイが必要とされる組織では「聴く」能力が求められる」なるほどね。この引用だけでは伝わらないとは思いますが… -
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パーヴァイアンス氏は、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレ
ッジ・ヴァンガード」を拠点に45年間活動を続けている16人編成の
ビッグバンド「ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ(VJO)」の
リーダーで、グラミー賞受賞者です。一昨年に、20年ぶりの来日公
演が話題になったので、ご存知の方も多いかもしれません。
本書は、著者がミュージシャンとして身を立ててきた過程で得た教
訓を語る、いわゆる自己啓発本です。しかし、他の自己啓発本にあ
りがちな「目標を描き、その実現目指し脇目もふらず努力する」的
な、成功のためのマニュアル本とは一線を画す内容となっています。
そもそも「人生は設計したとおりに進 -
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ヴァンガード・ジャズ・オーケストラのリーダーとの対談をもとに、その経験が本になりました。。
音楽的なことよりも、
組織運営や、キャリア形成を含めて働くことについての考え方を、
アルコール依存症のリハビリ施設に入った経緯等、
かなり深い話もまじえて話しています。
「人生の最中に与えられる"チャレンジ"のうち、どれが『自分の力でなんとかできる』もので、どれが『自分の力ではどうしようもない』ものなのか、大切なのは、その"違いを見抜ける"ようになることだ」
「人生において、誰と出会うのか、誰と一緒にやるのかは、お互いにとって最も影響の大きい重要な決断である」 -
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ジャズオーケストラ奏者による自己啓発本。
個人の体験からくる、やさしい語り口が特徴。
また、16人という比較的小さな組織をまとめる方法についても書かれている。
企業に勤めている人だけでなく、部活やサークル運営の参考にもなるだろう。
本書の最も重要な点は、第一章の冒頭部分に書かれている。
「居心地のいい場所では何も起こらない」
これは、ソーシャルメディア社会で、最も注意すべき点だと思う。
自然発生的に形成される現実のコミュニティは、必然的にある程度は居心地が悪い。
それは、コミュニティの参加者を自分で選べないからだ。
むしろ、入学・入社など、すでに形成されているコミュニティに自らが新参者