光嶋裕介のレビュー一覧

  • ぼくらの家。 9つの住宅、9つの物語

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    この本は、筆者が設計した9つの家を、それぞれの住人や関係者の目線から語り口調で紹介するというスタイルで進行していきます。

    なぜなら、筆者は設計士として、住宅を作るということは、住居者のライフスタイルについて考えることと同義であると考えているためです。

    ところで、私は、DIYが好きで、全てのものを自分で作りたいと思う性分なのですが、どうやらそう考える人は少ないらしく、周りの人から何故買わずに作るのかと聞かれて、答えに困ることが多かったのですが、この本を読んで、私の思考を代弁してくれているかのように感じて、嬉しかったです。

    p105 「家の本当の機能は人間の生活を守るシェルターだ。あるいはよ

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    2024年02月13日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    行動力がいい。

    スペインの建築以外にも美術館が出てきて
    建築とアートってやっぱり繋がってるんだと
    思った。画家も建築家もわたしにとっては
    偉大な人たち。

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    2015年08月18日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    若き建築家の、ヨーロッパ建築探訪記。その知識の豊富さと柔らかなタッチのスケッチの数々。アーキテクトという仕事のとても素敵な部分を見せてくれる。デザインという世界から隣の庭を覗いて羨ましく思うような、そんな気持ちになります。建築って、いろんな意味で、おおきいよなぁ…。

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    2014年03月03日
  • ここちよさの建築

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    家といえば、流行りのインテリアコーディネートとか、断捨離とか、予算とのたたかいとか、資産価値なと。制約条件の中で誰かの基準や正解を求めていた気がする。

    自分が感じることを大切にすべき。自分の感性を育てるべき。という考え方が新鮮。ものを感じる余裕は持ち続けたい。

    心地よさの7つの条件
    ①ほっとする
    ②好きなものを集める/どのぐらい集めるかを探る
    ③思いを馳せる
    ④何かをしたくなる
    ⑤変化する。
    ⑥愛着を持つ
    ⑦他者を招く。

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    2025年08月27日
  • ここちよさの建築

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    衣食住の中で住を充実されることは重要
    コロナ禍以降、自宅を充実させる人が増えていることは良い傾向
    もっと本物に囲まれた中で生活できるといいなと思う

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    2025年03月13日
  • ここちよさの建築

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    「建築」って何?
    建物、空間、場所があって、人それぞれが感じる・考えるもの。

    用・強・美が備わっていること。

    モダニズム建築は植民地化が行われるなか、場所の環境からの影響を排除した建築が求められていたのかなと感じた。
    これなら砂漠でだって自分たちの物差しで権威を主張できるよね。

    ガウディがサグラダファミリアを作り続けることが街づくりと関連を感じた。
    サグラダファミリア見てみたい。

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    2023年12月11日
  • ここちよさの建築

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    学問的に掘り下げたい、という程の情熱はないけど、(色んな意味で)美しい建築物には興味を惹かれる。写真集とかパラパラするのも楽しい。そのくらいのスタンスだと、本シリーズの建築ものって、ちょうど良いのでは、と思いながら読んでみた。曰く、”建築と建物、空間と場所、はそれぞれ別もの”。なるほど。建築に求められるものは”用・強・美”。確かにそういう目で見ると、多少なり深く味わえた気にもなりそう。何より、”身体で空間を感じる”こと。これはきっと、誰しも知らずうち、程度の差こそあれやっていることかな。でもおかげで、建築を見るときのちょっとした心構え、みたいなのが身に付いた…のか?(笑)

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    2023年06月06日
  • ぼくらの家。 9つの住宅、9つの物語

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    これから家づくりをスタートするにあたり、わたしも「開かれた家」にしたいなと思った。
    P238
    私は、凱風館で過ごした時間を通して、他者に開かれた家はとても生き生きするということを学んだ。沢山の人に開かれるということは、その人たちがそれぞれに、自分たちの居場所をつくり出すことを意味するからだ。

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    2018年08月28日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    若き建築家による、建築見聞録・旅行記。感情の表現が上手な方で、薀蓄も暑苦しくなく、スラスラと、時にクスッとしながら読めました。好きなものが気持ち悪いくらい似ていて、一緒に旅行をしているような感覚で自分の旅の想い出に重ね合わせて読みました。これは彼の言うところの第3、いや、第3.5回目の旅だったのかも。ほかの著書も読んでみよう。

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    2015年05月21日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    小澤征爾さんの武者修行同様、建築家の武者修行も面白いです。とにかく吸収して自分の仕事のイメージを形成する時期って人にあるのだなと思います。スケッチがたくさん掲載されており、写真よりも建築家の鑑賞ポイントが良く分かります。ドイツのホワイトアスパラ、シュパーゲル美味しそうです。

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    2014年04月26日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    何が一番すごいって、光嶋さんの行動力!
    自分の足をガンガン使って、五感で物事を感じ取り、何かに感動すると、いてもたってもいられず、その対象について調べまくり、感動を与えてくれた相手に手紙を書き、または直接コンタクトをして会いに行く。それがもう習慣になっている感じ。感じたことを感じっぱなしにせず、分析したり、深く考えることで、必ず自分の中に落とし込むところがすごい。その行動力を見習いたい。
    やっぱり自分の経験に基づいた判断基準を持ってる人は、安易に揺らぐことがなく強いなぁと感じた。

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    2014年04月10日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    建築家・光嶋裕介さんのベルリンでの修行時代の記録。それ以前の学生時代に出会ったものも含め、ヨーロッパの名建築との出会いやその時の印象などを中心に、仕事ばかりでなく、文学・音楽・食べ物・友人など、当時の生活を彩った様々なことがらについて生き生きと綴られている。良い建築家になるという彼にとって唯一無二の目標を座標軸に、類稀な観察力で捉えられた精密な記録は、見事なスケッチや写真とともに、読んでいるとその場に立ち会っているようにワクワクしてくる。この本を持って、取り上げられているヨーロッパの様々な建築物を一つ一つ巡ってみたら、どんなにか楽しいだろう。
    失敗を恐れず、自分にとって必要なことをまっすぐに求

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    2014年02月13日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    建築だけでなくアート全般、映画、演劇、ダンス、音楽、小説、食べ物、サッカー、マラソン等多方面から著者の興味あることが描かれている。
    表現がきれい、1つの絵画を表現するのでも言葉の使い方がうまい。著者の感性の鋭さを感じる。

    P30 「都市についたら」その街で一番高いところに行け
    P34 複雑な起伏を持ったアクロポリスの大地の上に、パルテノン神殿は確かな水平面をつくり出していた。フラットな場所をつくることによって初めて人間の様々な営みが可能になる。もしかしたら、雨風をしのぐ屋根の架かった平らな床をつくることこそが建築の最大の役割なのではないか。
    P85 ひとの身体に張り巡らされた血管のように、く

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    2014年01月19日
  • 建築武者修行 放課後のベルリン

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    朝日新聞の書評で存在を知った本。
    購入にあたっては、ちゃんと書店で手に取って納得してから買い求めた。その理由はただ一つ、文章が温かかったから。そして、夢に向かって生きている人のひたむきな情熱を感じたから。
    それを判断したのは、「#25 フィンランドの不思議な温かさ」という一文を読んで。建築家としての目を感じる文章でありながら、将来、この分野で生きていく、その気概に溢れていたし、先人の仕事、仕事ぶりに大いに刺激を受け、感動している素直さがあまりにも素敵だったから。

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    2013年12月30日
  • 建築という対話 ──僕はこうして家をつくる

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    建築家という職業の人たちが仕事をする上で何を大切にしているのかがざっくりとわかる本。実際には、法律・予算・調整など頭を使う細かな業務が山ほどあるのだろうけど、専門的な話はさて置き、建築を作るうえで大切なことが書かれている。建築は美と機能を持ち合わせた最大の芸術作品で、芸術でありながら人に使われることで作品としての命が宿る。

    娘さんを想定読者として書かれたとのことで、わかりやすい表現で教養も感じられて、面白く読めた。

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    2022年07月18日