暮沢剛巳のレビュー一覧

  • 核のプロパガンダ

    Posted by ブクログ

    茨木に住んでいた時に毎日のようになんとなくみていたヤノベケンジ氏のサン・チャイルドがこの本を読んで繋がった!元々は福島に展示されていて、多くの批判がありわずか1ヶ月で撤去されたとのこと。

    その後ヤノベケンジ氏の出身地である茨木に移ったみたい。

    0
    2025年01月19日
  • 拡張するキュレーション 価値を生み出す技術

    Posted by ブクログ

    展覧会で、作品を見ることを主眼においていたが、その企画段階での思い、ものを集める思い、そもそも何を展示するのか、といった背景を今後、考えさせられる。

    0
    2023年01月15日
  • 大阪万博が演出した未来 前衛芸術の想像力とその時代

    Posted by ブクログ

    太陽の塔や、せんい館といった芸術面の活動内容を取り上げ、海外の万博の成果も取り込みながら、大阪万博の現代的な意義を浮かびあがらせる一冊。海外の万博についても知ることができるため、知識が増えること間違いなし。

    0
    2020年01月16日
  • ミュージアムの教科書 深化する博物館と美術館

    Posted by ブクログ

    難解というほど難しく書かれてはいない。
    けれど、簡単な内容ではない。
    まさに教科書で、基礎知識を得るに最適ではあるが、これを独学で理解し知識として身に付けるのは、かなり難しいのではないかと思う。

    0
    2023年10月15日
  • 拡張するキュレーション 価値を生み出す技術

    Posted by ブクログ

    2022.12.04 とても刺激的で、多くを考えるきっかけになった。自分にとっては、とてもありがたい内容であった。価値や文脈、境界のキュレーションと、地域、食、事故、国策のキュレーションが並列に語られるべきなのか?微妙なズレを感じたが、それは読者サイドの理解不足なのかもしれない。いずれにせよとても参考になった。

    0
    2022年12月04日
  • 拡張するキュレーション 価値を生み出す技術

    Posted by ブクログ

    これまで作品そのもの以外では、展示方法やレイアウトくらいしか気にしたことがなかったけれど、それ以外にも面白がるポイントがあると知ると、展覧会の楽しみが拡がる感じ。映画を監督で選ぶように、展覧会をキュレーターで選ぶ、という視点もあるかも。そして、自分自身も、自分がキュレーターになって拡張させていきたいものだ…と思ったのでした。

    0
    2021年05月22日
  • 美術館の政治学

    Posted by ブクログ

    新美術館や日本民藝館、セゾン美術館といった個々の美術館に焦点を当てながら、日本に存在する美術館の現状やそれが抱える課題を明らかにしている。新美術館は英語では「ミュージアム」という名称を使われていないことや、最近閉店したリブロを含むセゾン文化が衰退に至る経緯についての話は興味深かった。制度体制的な問題点についての言及もされているが、やはり美術館という枠が日本の文化歴史にどれだけ根付いているのかが根本にあるのだろう。もちろんそれは美術館の問題だけではなく、日本という社会が抱える問題点そのものでもある。

    0
    2015年09月05日
  • 美術館の政治学

    Posted by ブクログ

    美術評論家の暮沢剛巳(1966-)による21世紀初頭の博物館・美術館事情を論じたもの。

    東京国立博物館や日本民藝館といった歴史ある博物館から、国立新美術館、森美術館、金沢21世紀美術館などの新鋭美術館まで、それぞれが背負い目指す文化的使命は異なる。(当たり前だが)

    評者は美術については全くの門外漢なので、著者の主張が的を射ているものかどうかはわからないが、冒頭で提示された欧米に比して日本の博物館・美術館の集客力の低さという点は納得できる。
    また、箱(建物)だけで中身(美術品)を伴わない、新国立美術館への言及はなるほどと思わされた。

    しかし、一方で著者が啓蒙を呼びかけたい「現代美術」や「情

    0
    2013年11月09日
  • 美術館の政治学

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    国立新美術館をはじめとする美術館の建設ラッシュは、何を意味しているのか。
    明治期以降の美術館の歴史的展開をひもときながら、思想としての日本民藝館、ミュージアムパーク=上野公園の記憶と美術、近代史の矛盾を抱える遊就館、80年代文化の象徴であるセゾン美術館、地方都市の地域文化と美術館の関係性、指定管理者制度をはじめとする美術館経営などの具体的な問題群を取り上げて、文化装置としての美術館をめぐるさまざまな政治的力学を解明する。
    美術館という“場”を批評的に読み解き、マルチカルチュラリズムやグローバリゼーションをも議論の俎上に載せてその可能性に光を当てて、縦横無尽に美術館を語り思考するミ

    0
    2010年06月17日