Red Vanilla

葛生みもざ

「今度いつ来る？君と話がしたいんだ」
彼に見つめられた瞬間、ふわりとおちてゆく自分がわかった。

ボーイフレンドに連れられて訪れた、晩夏のフランス・パリ。
偶然一人で入ったセーヌ川左岸のレストランで、えりかは運命の恋に落ちた。
帰国後も「あの日」を忘れられないえりかは、2カ月後に再びかの地へと向かう。名前も知らない彼の元へ、出会った場所だけをたよりに——。
名句とともに紡がれる、パリの恋の物語。

＜著者紹介＞
葛生みもざ（くずうみもざ）
東京生まれ。てんびん座。
訪パリ経験五回。 ほかドイツ・オーストリア・イタリア・バリ島・台湾などを巡る。
気がついたら、海外紀行文を書いていた。
料理とフレーバーティーと異文化が好き。
ケーキならドイツ菓子、お酒なら日本酒。
俳句結社「花鳥」同人 「街」同人 俳人協会会員

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
• 電子版発売日: 2021年07月30日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[匿名 · ★★★★★]

美しい言葉、素敵な主人公、傑作

　たまたまこの小説に出会えた。大学の文学部で沢山の物語を学んだが、これほど美しい言葉の作品は堀辰雄の風立ちぬ以来だった。
　また、主人公のエリカ。現実ではあり得ない、最高に素敵な女性だと思う。こんなひとと出会えたら、私は死んでもいいと感じた。
　偶然にもこの令和における傑作と出会えたこと、自分のこれまでの人生はこの出会いのためだったのでは、とさえ思えた。続編を心より希望。

＃胸キュン ＃泣ける ＃切ない

[みーちゃん · ★★★★★]

パリ PARIS 巴里

パリの魔法にかかりました。パリの街並みや空気感が伝わってきて、懐かしくなりました。途中に俳句が入っていて、それがジーンとしました。
次は、どこの国の魔法に会えるのかな⁉️と
思いました。