豆腐料理のおいしい、豆だぬきのお宿

江本マシメサ / Meij

夫のモラハラが原因で離婚した海月は、頼れる人もおらずフラフラと夜の街を歩いていた。
するとどこからか動物の鳴き声が聞こえ、あたりを見渡すと川に落ちてしまった子犬を見つける。
勇気を出して子犬を助けると…その動物は子犬ではなくたぬきだった！？
助けられたたぬきは、スマホの入ったエコバッグを首にかけたまま走り出してしまった。
海月が慌ててたぬきを追いかけると一軒の宿の前にたどり着く。
宿の中から驚くほどの端正な顔立ちの青年が現れ、たぬきを助けてくれたお礼にと豆腐料理をご馳走になることに――。
おいしい豆腐料理が傷ついた海月の身も心も癒していく。

たぬきが導く恋の物語

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: マイナビ出版
• 掲載誌・レーベル: マイナビ出版ファン文庫
• ページ数: 320ページ
• 電子版発売日: 2021年05月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

つばさちゃんはかわいいしご飯は美味しそうだし、穏やかなお宿の生活にほっこり。
ただ、海月ちゃん、ご両親に連絡せんでええんか…絶対心配してるよーとハラハラしてしまった。そのあたりは割愛したのかもしれないけども。

[ブクログ · ★★★★☆]

王道で先が読める展開ではありますが、
好きな人に、喜んでくれる人に向けて作る料理は楽しい事や
豆腐料理の描写などは詳しく、情景が浮かぶように描写されていました。
田貫兄妹が可愛らしくて癒されます。