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先が見えない日韓情勢。一方で若者の生き辛さを描いた翻訳文芸書やドラマが日本国内でもヒット。その実態への関心が高まっている。実際、大卒者が国民の8割近くを占めるも多くが希望する職を得られず、アルバイトも奪い合いという格差社会の中で絶望感が拡大。結果として多くの若者が、反日の枠すら越えて日本への就職を選び始めた。この本では彼らを取り巻く過酷な現実を緊急レポート。かの国は地獄(ヘル)か!
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Posted by ブクログ
熾烈な受験戦争と就職戦争を乗り越えた先にある絶望といった趣。インタビューに出てきた人たちのみなのか制度的なものなのか能力的に優秀な人材が多いように見受けられる。この点に関しては人材不足な日本は残念なところ。 40代で定年退職してチキン屋というコースの如く多様性な生き方ができないのはいただけない。男尊...続きを読む女卑の傾向が強いのも同様。
韓国の若者が直面している就職難、恋愛・結婚観、宗教観等について書かれた新書。韓国の就職難については取り立てて新しい内容はなかったが、宗教については韓国の若者が社会不安等を背景に新興宗教にはまるケースが多いという話はあまり耳にしたことのなかった興味深い内容であった。主に韓国人への直接のインタビューを基...続きを読むに書かれており、内容の信ぴょう性も高い質の高い新書。
現在の韓国社会の競争の厳しさ、生きづらさを巡る諸々が、しっかりした取材で書き上げられている。特に非婚主義と、最後のRidibooksの話が記憶に残った。 就職周りの話については現地の大変さが伝わってくるが、比較対象になる日本のメンバーシップ型雇用の方がむしろ特異な制度・慣習だと思うので、もう一歩進...続きを読むんで最近よく語られてるジョブ型雇用社会みたいな話の筋を踏まえての考察も読みたくなった。これをステップにして労働関係の本・論述にも当たってみたい。
若者にとって生き辛さの要因となっている、韓国における根本の文化形成、経済的側面は日本においても少なからず通ずる部分があると感じた。 本書では主に国内における若者全体の就職難と未婚及び出産率の低下が問題定義されている。 その背景としては圧倒的な学歴社会、首都財閥の既得権益、男尊女卑や性的少数派への...続きを読む差別的風潮等があるとしている。 少子高齢化の進む日本においても課題こそ違えど、若者が生き辛さを感じているという点では共通する部分がある。そしてその課題を一人一人がどう向き合うかを改めて考えさせてくれる一冊であった。
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韓国の若者 なぜ彼らは就職・結婚・出産を諦めるのか
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安宿緑
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