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作って捨てる「一方向」型経済から、使い続ける「循環」型経済へ。 これは、選ばれ続ける会社の「成長戦略」である。本書では、ミシュラン、グッチ、アディダス、アップルなど、各業界を牽引する最先端企業による「SDGs実践の方法」「サーキュラーエコノミーの取り組み」を紹介。環境と経済を有機的につなげ、まったく新しい発想で商品やサービスを生み出す、魅力的かつ野心的な取り組みを追う。
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Posted by ブクログ
サーキュラエコノミーの概念がよくわかった。海上廃棄物を出さない前提で製品を作る販売する。 SDジーズには、その目標をどうしたら達成できるのかといった手順や方法論が示されていませんでした 今後この考えだ。どんどん進んでいく事は間違いないとは思うが、どこまで進むかは疑問もある。 地球がこのままでは...続きを読む住めなくなってしまうと言うことをどこまで本気に取るかである。
【目次】 序 章 リニアからサーキュラーへ-新たなビジネスモデルと日本の現状 第1章 製品に「サービス」という価値を付加する 第2章 斬新な発想で、廃棄物の概念を変える 第3章 ゼロカーボンで覇権を争う米国の巨人たち 第4章 プラスチック、「責任ある消費方法」を模索する 第5章 「環境の破壊者」ファ...続きを読むッション業界の変貌 第6章 リソース・ポジティブと食ビジネス 第7章 家具、寝具、信頼できる暮らしまわりの製品 第8章 紙の無駄にビジネスチャンスあり 終 章 日本の産業と、サーキュラー・エコノミーへの移行 【メモ】 ⚫︎サーキュラー・エコノミー(循環型経済) ・SDGsを達成するための実践的な考え方 ⚫︎リニアからサーキュラーへ ・リニア→リサイクリング→サーキュラー ・廃棄物ありきではなく、発生させないという考え方 ・サーキュラー・エコノミーの3原則→①廃棄物と汚染を生み出さないデザイン(設計)を行う、②製品と原料を使い続ける、③自然システムを再生する 【感想】 著者は、元パナソニックの社員で、現在はサーキュラーエコノミー・ジャパンの代表理事であるという。本書では、サーキュラー・エコノミーを先進的に取り入れる企業の実例を取り上げ、詳しく、正しくその仕組みやシステムを説明されている。米国テラサイクルのLoopなど、海外での事例が多いようである。日本では、三菱ケミカルがサーキュラーエコノミー推進部を新設し、全体でも動きが活発化している気配があるとのこと。自治体では、東京都が「ゼロエミッション東京戦略」(2019)で2050年にCO2排出を実質ゼロにするための明確なロードマップを描いている。現在は、「TOKYOサーキュラーエコノミーアクション」というプロジェクトが始まっているもよう。 米国や欧州ではすでにサーキュラー・エコノミーへの取り組みが活発に行われているようで、日本も追従しているのが現状のようである。廃棄物発生が前提の3Rでなく、資源を循環させるというサーキュラーの考えに移行することが重要であることがわかった。最新情報を収集し、勉強していきたい。
サーキュラー・エコノミー: 企業がやるべきSDGs実践の書 著:中石 和良 サーキュラー・エコノミーは、経済・産業(生産・消費、インフラ、輸送、食料・農業、建設)から、税制、金融、投資、社会的便宜までを徹底的にオーバーホールし、その根源となる自然の生態系の保護と復元を進める。それによって、人間の...続きを読む健康と幸せを実現することまでを目指そうとしている。 構成は以下の10章から成る。 ①リニアからサーキュラーへ ②製品に「サービス」という価値を付加する ③斬新な発想で、廃棄物の概念を変える ④ゼロカーボンで覇権を争う米国の巨人たち ⑤プラスチック、責任ある消費方法を模索する ⑥環境の破壊者ファッション業界の変貌 ⑦リソース・ポジティブと食ビジネス ⑧家具、寝具、信頼できるくらしまわりの製品 ⑨紙の無駄にビジネスチャンスあり ⑩日本の産業と、サーキュラー・エコノミーへの移行 モノからコトへ 掃除機を売るのではなく、綺麗にするサービスを提供する。照明を売るのではなく、明るい環境を提供する。 所有権は、消費者ではなく、メーカーに。サーキュラー・エコノミーの全てではないものの、新しい概念や考え方のキーワードとして上記2点が挙げられる。 本書では、なかなかイメージがつきずらい実例を私達がよく知っている企業について、幅広い事例をもとに丁寧に説明されている。 世界だけではなく、日本でも、大企業のみならず、中小企業でも。レベル感は異なるものの、それぞれが貢献できるフィールドは存在する。 そして大切なことは、そのサイクルは企業と消費者という枠組みだけではなく、今までと違ったプレイヤーが中に入ることが求めらえる。そしてお互いに対話を図る中で協働することが必要となる。 サーキュラー・エコノミーは慈善活動でもなく、今の利益にも将来の利益にも必ずつながることで、今の世代の義務でもある。ビジネスと捉え、利益を生み出すことでサステナブルにも循環にも必要不可欠となる社会の根幹となる。 モノとココロをつなげる。自己本位ではなく、利他の心を添えて。日本人の美徳は世界をきっと牽引できる立場となる。
企業の事例とか、言われると簡単な話だけど実際思い付くのは凄いなと感じるビジネスモデルや環境対策が多く、面白かった。 どの企業も、今いる業種だから難しいよねと言ってられる状態ではなさそう。
世界各社のサーキュラーエコノミーの実績と動向が詳しく書いてありました。リニアエコノミーではなく循環を考えた計画・生産・展開を今後求められる。 消費・破棄と考えるのではなく、それを次どのように活かして、再利用していくが、重要な点だ。 ナイキの全パーツ、他の商品に作り変わる。 ※リサイクルグエコノ...続きを読むミーも、 原材料→製品→使用→(リサイクル)→廃棄物 となる流れで決して循環はされない。 上記廃棄物を取り除く取り組みが今後の社会と経済の在り方を変えていく。
サーキュラーエコノミーが今後すべての業界、会社に必要になってくる中で、現状の業界の動向や先進企業の取り組みが非常に参考になった。 ・とって作って使い、作り続けるサーキュラーエコノミーと廃棄物のうち有用なものだけリサイクルするリサイクリングエコノミーは別物 ・ただサーキュラーエコノミーではなく...続きを読む、サーキュラーエコノミーでどうユーザー、社会にメリットがあるのか考慮した取組がベスト ・カスケードリサイクルは多くの企業との協働が必要だが、今後価値あるものになるのでは ・IKEAのパーツを出来るだけ少なくする取り組み等の在庫をどう減らせるかは短納期対応にもなるからメリット大 ・データ等の活用で他社との優位性を見つけることが生き残る上で大事
サーキュラー・エコノミーについて、一般のひと向けにわかりやすく書かれています。環境について大学でも学んでいますが、様々な業界の会社の実例を紹介していたので、理論と実社会がつながり面白ろかったです。自分の知らない会社の取り組みもたくさんあったので勉強になりました。 サーキュラー・エコノミーを作るには、...続きを読む企業同士の協力が不可欠だと思います。生産する会社にリサイクルする過程の技術がなければ、既にある他社と協力することでこの動きを加速できるはずです。また、サービスで稼ぐかたちを普及させるには消費者の変化も欠かせないと思いました。所有ではなくサービスというかたちのビジネスがどう普及していけるのか考えていきたいです。
#flier 電化製品など、すぐ壊れるかモデルチェンジで売上をあげるような構造になっている。 今、そのような形を変えるビジネスが出てきているので応援したい
サクッと読めて、たくさんの事例も知れる良い本。 将来的な持続性が見込めない売り切り型ビジネス(リニア・エコノミー)では、会社の存続が難しくなってきていることが理解できた。
様々な業種、業態の企業を取り上げ、各企業のCEに対する取り組みや、課題や問題を紹介されています。 比較的身近にある企業ばかりなので、個人としても意識しやすいと思いました。 小さいことでもコツコツと取り組んでいくことが大事かと思いました。
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サーキュラー・エコノミー
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中石和良
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