細氷と溶ける【コミックス版】

粉子すわる

学校に向かうバス停で目にして以来、和志（かずし）には
ずっと片想いをしている人がいる。彼の名前はルイ。
体の関係を持っているが、掴みどころの無い彼の
本心はわからず…。
一途な想いを伝え続ける和志だが、
ルイの心には忘れられない人がいて――？
※単行本描き下ろし漫画付き

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 道玄坂書房
• 掲載誌・レーベル: MIKE+comics
• ページ数: 180ページ
• 電子版発売日: 2020年04月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 179MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

とても繊細なお話しでした。
とにかく雪景色の美麗さが目を引きます。

目で追ってるとサラッと月日が過ぎてますけど、冷静に考えたら3年も攻は訳の分からない関係で我慢してきたんだなぁ〜と思うと、何気に攻の方が大人ですよね(^_^;)

割りとｴﾁ描写も多いんですけど、絵が綺麗なのでエロいというより耽美って印象でした。

しかし…、一部人物関係や場面の描写が不明確で、？？？と思うことがありました。

気持ちが通じ合ったあとに車の中で愛を確かめ合い、その後攻の兄が怒って受を殴るんですが、そのあとまた車の中の描写に戻るんですよね…。この流れがよく分かりませんでした
回想？にしても時系列がおかしいし、謎です。

あと攻の兄と受との関係性も曖昧。
同じ大学なんだろうな、ということは推測できるんですが、特別親しいような描写もないし、あんな問答無用で殴ってしまえるほどの関係性とは思えず違和感でした。

そのあたりをもう少し掘り下げていてくれたら、評価はもうひとつ上がったかな？といった印象。