日本が「世界一」を守り抜く戦略

パトリック・ニュウエル

2030年、私たちはいかに人口減少社会の課題を克服し、テクノロジーを活用し、創造的破壊を起こせるか。世界をリードし続ける日本となれるのか――。講演イベント「TED」をアメリカ本国以外で最初に実施し、「TEDxTokyo」として日本に定着させた著者が、TEDスピーカーや、自身も教鞭をとるシンギュラリティ大学の教授、研究者、経営者らへの質問を通して考えた、日本の未来予想図。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / ビジネス教養
• 出版社: 光文社
• 電子版発売日: 2019年12月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 9MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

日本人の屈折した自尊心を相手取って儲けようという類の本かと思ったがそうでもない。
10年後の2030年に、日本はどうなっているか、一日をどう過ごしているか、克服すべき最大の課題は、シンギュラリティの世界でテクノロジーをどう活用しているか、可能性を最大にするため今何をすべきかという5つの質問に様々な回答者が答えている。
ベーシックインカムの導入、4世代が共に働く、人々のさらなる多様化、人事制度や教育の改革の必要性について多くの人が触れていたのが印象的。GDPなどの経済的な指標以外で測っても日本にはいいところがいろいろある、それを今後さらに発展させていけるか。未来はそんな悪くないように感じた。