おはよう、きみが好きです。

涙鳴

高校生の泪は、“過眠症”のため、保健室登校をしている。1日のほとんどを寝て過ごしてしまうこともあり、友達を作ることができずにいた。しかし、ひょんなことからチャラ男で人気者の八雲と友達になる。最初は警戒していた泪だったが、八雲の優しさに触れ、惹かれていく。だけど、過去、病気のせいで傷ついた経験から、八雲に自分の秘密を打ち明けることができなくて……。ラスト、恋の奇跡に涙が溢れる――。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: スターツ出版
• 掲載誌・レーベル: 野いちご文庫
• ページ数: 416ページ
• 電子版発売日: 2019年03月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 17MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

思うところがあって再読です。たまに野いちご読みたくなるので不思議。
〝過眠症〟をもつ女子高生のお話でした。
過眠症の中の種類が違うのですが、私も過眠症を持っているので共感の嵐でした( 私は一日に15時間以上眠ってしまうタイプです )

好きな人、気になる人に嫌われたくなくて病気のこと話せないのとか分かるなぁって。怖いんですよね。普通って何？って聞かれると答えられませんが、普通と違う。周りと同じ速度で生きていけない。
どんなに頑張っても難しい。
自分が好きだなって思った方はそんなこと言わないし、しないって分かっているのに怖いんですよね。
なんでだろう。笑
周りの理解もやっぱり難しくて。

私もわがまま言って、周りの方に恵まれたのもあり親や先生に迷惑かけながら定時制の高校を卒業したのですが何度も泣きましたし、衝突したりしたので主人公は周りの理解で恵まれているなととても思いました。

読んでいて泣きはしなかったですが、素直にいいな。羨ましいなと思ってしまいました。