好き、嫌い、やっぱり大好き

柚木ユキオ / 浅井西

社会人一年生の滝本にとって、ストレス解消法は女装だ。
中学生のときから始まった女装癖も、いまではナチュラルメイクも完璧で、しゃべらなければ男とバレないほどに完成度が高くなっている。
しかし、久しぶりに再会した高一のときの担任、影山には、すぐに滝本だと気づかれてしまう。
影山のことが嫌いだった滝本にとって、こんなかたちでの再会は気まずいものでしかなく……。

※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: オークラ出版
• 掲載誌・レーベル: プリズム文庫
• 電子版発売日: 2019年01月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ゆり · ★★★★★]

受けが可愛いですね。

受けの滝本の悩む姿が可愛いです。先生は男らしくて良かったです。

[ブクログ · ★★★★☆]

面白かったのですが、序盤から中盤くらいまではBLとしてはありがちな設定、進み方だった。正直、ハズしたかなと思ったが、影山先生が滝本君を故郷である九州に連れていった辺りから、テンポがよくなったように感じられた。
特に先生のご両親が良い味を出しており、頑固なお父さんと明るいお母さんがキャラとして魅力的だと思った。
この二人なら、4人も息子がいるというのを差し引いても、同性恋愛にも理解を示してくれるだろうと自然に納得できる。
終盤が良かっただけに、それまでの濡れ場メインの展開が勿体なく、もう少しストーリ性が欲しかった。