ずば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること 「すごい会社」の見つけ方

苦瓜達郎

国内中小型株式部門において、2017年までの6年連続で「最優秀ファンド賞」「優秀ファンド賞」を受賞し、過去1年間のファンドの運用実績が年44・3%という驚異の成績を誇るシニア・ファンドマネジャー。「勝ち続けることは不可能に近い」といわれる株の世界で好成績を上げる陰には、年間900回以上も会社を面談するなど、徹底した企業調査で優良中堅企業を探り当てる眼力があった。著者独自の「すごい会社」の見つけ方とは? 投資の本質だけでなく、中堅企業の目の付けどころまでが具体的にわかる、「株で失敗したくない人」必読の書。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / マネープラン・投資
• 出版社: 幻冬舎
• 掲載誌・レーベル: 幻冬舎新書
• 電子版発売日: 2017年11月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

投資の本は基本「儲けるための本」が多いが、これは「学問としての本」に近かったように感じた。
実際のファンドマネージャーがどのように考えているのかが知れてとても面白かった

[ブクログ · ★★★★★]

株に「魔法」はない
「基本」を守るのが王道

著者の勧める中小型株の投資法がわかります。
割安株を見つけて上がるまで待つ。

情報が少ないだけで掘り起こせば見つかるんですよね。
四季報かあ。

とりあえず勉強は大切ですよね。

[ブクログ · ★★★★☆]

簡素に本質的なことがまとまっている一冊
個人投資家のための投資手法というよりは、ファンドマネージャーがどのような点にフォーカスしてるのかが中心に書かれている。実際の取材メモの写真など中々見れない内容が垣間見えて興味深かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

苦瓜ファンとしては、必読の書。

株式市場は間違いだらけで下品なものだ！と、相場を特別視したり、神格化せずに、賢く付き合う！

割安株に投資した場合に、「すぐに」株価が戻りそう！と思うようなら、「何かがおかしいのでは？」と考えるべき。株の下落理由に気づけていない可能性がある。

割安株に投資するのであれば「いつくるかわからない株価上昇を待って、ひたすら我慢」が、鉄則！

「いつ」売買するのかではなく、「いくら」で売買するのか、が重要！適正な株価がいくらかを考え、乖離率が大きい銘柄から順に買っていく！

PBRではなく、PERを優先！
高成長ではないが伸び代があり、さほど大きなリスクがない安定成長銘柄なら15倍
伸び代はあまりないが、日本経済全体なりの業績を上げそうな銘柄は10倍
例外的な高成長銘柄なら50倍も！

基本的に「投資テーマ」には懐疑的。例えば今流行りのAI関連が、実際に私たちの生活に影響しているのか？？今後も未知数。

グロース投資は理解できない。割安でない株を、成長を期待して買うということは、すでに多くの人が高く評価して形成された高い株価に対して、更に高い「成長への確信」を持って挑むこととなるが、それほどの確信を持てるケースは考えにくい！

[ブクログ · ★★★★☆]

参考になる事が多い。　安定成長銘柄はPER15倍程度が妥当。時価総額1,000億程度の中小銘柄が魅力的。伸びしろないものはPER10倍程度が目安。

[ブクログ · ★★★★☆]

著者の立ち位置が結構特殊。でもその論旨に普遍的な意味を持たせるべく、ポイントが上手く纏められてはいる。

[ブクログ · ★★★★☆]

著者の言っていることは、長期ホールドの個人投資家向けだと思う。
「そして買った後は、株を買ったことをさっぱり忘れてしまうことをお勧めします」、確かにそう思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

ごく当たり前のことというか、本気で書かれていない感。まあ幻冬舎新書に全力を出す必要があるかというのは、まあまあ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

あまりこの手の本に期待していなかったのだが、いい意味で期待を裏切られた一冊。

筆者は大和総研でアナリストをしていた際に企業分析、特に中小企業の分析にハマり、そこから転じて中小企業を専門に投資するファンドマネージャーとなっている。

有名なファンドマネージャーには、本心の強運よるものとしか思えない再現性のない人が多いが、この方は本当に中小企業が好きで、分析を行い続けた結果良い投資先に巡り合えているという気がした。

著書で触れている、中小企業分析ならびに投資は、少し頑張れば個人でもできるため、早速やってみようと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

大和住銀投資顧問のファンドマネージャーである著者が得意とする中小型株の投資方法について書かれている
個人でも戦い方次第で投資機関に勝つことができる。
・特定の分野を深掘りする
・他人の後ろをついていくのではなく自分のスタイルを持つ
・時間を味方につける「気絶投資法」