狂愛と情愛 二人のアラブ王子に溺れる夜

緒莉 / 瑞原ザクロ

「私を癒やしてくれるのは君だけだ」アラブの王子アリーに求婚され、初めてを捧げた愛梨。弟王子のターリクにも激しく求められて……。関係を知り愛梨に強い執着を見せ始める兄と、情を深めていく弟の間で愛梨は懊悩する。「この体も心も私のものだ」媚薬で極限まで高められた性感。兄弟の肉塊で貫かれれば、狂おしい快楽に包まれる――。三人の愛が絡み合う淫らな執愛！

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: プランタン出版
• 掲載誌・レーベル: オパール文庫ブラックオパール
• ページ数: 272ページ
• 電子版発売日: 2017年11月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★★★]

それほど普段このジャンル読まないんですが。たまたま読みたいなと思って手に取ったのがこちらです。楽しく読めました。他の本も読んでみようかな？

[アノニマス · ★★★★☆]

最近読んだ作品の中で、久しぶりに楽しく読んだ作品でした。タイトル通り、「凶」と「情?」が対比的に描かれていました。結末が何となく腑に落ちなかったので、星4つです。

[いいた · ★☆☆☆☆]

ページが足りなかったのか？

お金を払って顧客が買う商品を作っているというプロ意識が担当編集に欠けているのではないでしょうか。こういうジャンルだからどうせエロ目的の馬鹿なおばさんしか読まないし校正なんか適当でいいとでも先輩編集に教えられましたか？ 職業に貴賎がないのと同じように、読者の優劣を出版する側が決めるのは不愉快です。締切が押したのかなんなのか知らないが、ヒーロー2人の名前を序盤で取り違えるという有り得ないミス。ストーリーもこれはないでしょう。ページが足りなかったのかなんなのか知りませんが、メインヒーローは結局誰だったのか。詐欺みたいなエンディング。ひたすらお金返して欲しい。700円出して買う代物ではありません。

[ブクログ · ★★★★★]

良かったです。

最後まで興味を持って楽しく読めました。
正直、TLではお決まりのストーリーだなぁと思いつつ、読み始めました。
更に、日本女性が砂漠の国にいって、幼い頃に一緒に遊んだイケメン王子に再会する、、、という設定も今まで他作品で何度も読んだ記憶がありました。
幼馴染みという設定なのに、何故か話とそのことはまったく関係なく、伏線でも何でもなく終わりという場合もあり、一体、何のために「幼馴染み設定」が必要だったのか？　と、首を傾げたこともあります。

このお話もそういうことのかなと思ったのですが、読みすすめていくにつれて、全然違うことが分かりました。
「幼馴染み」だったという設定が物語りの伏線として生きていて、
―なるほど、そういうことだったのか。
　と、過去の出来事と現在がうまく符合するようにできています。
一人の女性に心奪われた美しき砂漠の王子たちと、彼等に翻弄されながらも優しさと前向きに生きる心を忘れないヒロインが織りなす物語りは、三角関係の恋を描いたものでもあります。

愛梨に異常なまでに執着し続け、彼女と弟のターリクまでをも自分に縛り付けようとした兄王子アリー。彼等の父国王も、かつて愛梨の叔母であった女性を同様に愛し束縛しようとした過去がありました。
その父と同じ轍を踏むまいと、ラスト、アリーは愛梨とターリクを自分から解きはなってやります。
愛し合っていた愛梨とターリクが二人で砂漠の国を去るシーンで物語りは幕を下ろします。
単なる砂漠の王子の執着愛を描いただけではなく、読み応えのある作品です。

[匿名 · ★★★★☆]

さくっと読めます

現代恋愛でのハーレムはやはり最後は1人を選ぶルートですよね。異世界ファンタジーなら複数エンドでも抵抗ありませんが。2人のアラブ系イケメンに溺愛されるTL小説ならこちらをどうぞ。挿絵ありです