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熾烈をきわめた沖縄戦体験者の証言記録は、これまでにも多く存在する。しかし、17年間、体験者と共に活動し、500名を超える人たちに寄り添いつつその声に耳を傾け続けた記録は、他にないのではないか。
本書の著者は、沖縄に生まれ育ち、自らも身内に沖縄戦の体験者をもつ臨床心理士で、自然のなりゆきのように沖縄戦を研究テーマとしてきた。
本書は、県内7地域で著者たちが創った「沖縄戦体験を語らう場」で、約10年間、837回開催された会の、2924時間に及ぶ音声記録の中から、一部をまとめて紹介したものである。
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Posted by ブクログ
2018.4.13-
沖縄戦。
島人ぬ宝。
沖縄の人々が何より“平和”を大事にする理由。
70年経って、ようやく少しずつ言葉にできるようになった人々。
70年、人を信じられなくなり1人で生きてきた人がいた。
姉弟で70年間全く当時の話をせずに、初めて記憶を言葉をした人達がいた。
自分は語る資格はないと、後悔と無念を抱いて生きてきた人がいた。
振り返ってみると、あの戦争は一体何だったのかと、思う筆者。17年間の集大成がここにあり、戦争体験ではなく、それぞれの心の内がここにあった。
南国のパラダイスを感じるだけではなく、楽しみながらも、今もここに眠る人々がいるということを一瞬でも感じてくれたらと語る男性の言葉が、今まで私のなかにうずまいていた“沖縄”に対する世間のイメージの違和感をすっと流してくれた気がします。
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