処刑の丘

処刑の丘

深夜、かつて虐殺の舞台になったことで〈黒が丘(ムスタマキ)〉と呼ばれた場所で、男たちが“処刑”と称し一人の青年を銃殺した。死体発見の報を受けた警察は、禁止されている酒の取引に絡む殺人として処理したが、ケッキ巡査だけは納得していなかった。事件の陰に見え隠れする内戦の傷。敗北した側の人々が鬱屈を抱える町で、公正な捜査をおこなおうと苦悩するケッキ。はたして正義は果たされるのか? 推理の糸口賞受賞。フィンランドの語られざる闇を描く注目のミステリ。

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処刑の丘 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この時代の雰囲気を知れたらと思って読んだ
    読み進めていくにつれ真相が気になるし人物に入り込めてソワソワしたり悔しい思いをした
    結局相手が使った手口を使用してうまい具合に反撃?できてスッキリというより胸を撫で下ろす感じ、ホッとした。
    面白かった!

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    フィンランドの作家「ティモ・サンドベリ」の長篇ミステリ作品『処刑の丘(原題:Mustamaki)』を読みました。

    北欧ミステリは6月に読んだ「カーリン・イェルハルドセン」の『パパ、ママ、あたし』以来ですね… これまで北欧ミステリは数十冊読んでいますが、フィンランド作家の作品は初めてです。

    ---

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    刑事が主人公で連続殺人があるものの、そう言った意味でのミステリではない。でもこの読み心地のよさは掘り出しものと言えます。

    0
    2017年03月05日

    Posted by ブクログ

    ミステリーと思って読むと物足りなさはあるが、知らなかったフィンランドの歴史や人々の生活ぶりを知ることが出来て面白い。登場人物もいい。

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    ボリシェヴィキって何となく悪役のイメージがあったけど、この時代のフィンランドではむしろ自由の象徴だったのだろうか。ケッキのヴェーラへの思いは独占欲が強くて共感できず。今の日本の雰囲気がこの作品のフィンランドに似てるぞ。

    0
    2017年06月25日

    Posted by ブクログ

    フィンランドの歴史を知らず読みました。
    警察内に味方はなく、どんな結末になるのかと一気読み。
    オッツォやヒルダの人物像は魅力的。
    フィンランドの歴史についての本も併せて読みたい。

    0
    2017年05月05日

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