安倍晋三のことがわからなすぎて 安倍さんとホンネで話した700時間

青山和弘

「安倍晋三というのは不思議な政治家だなあ」政治記者経験足掛け10年ほどの中堅記者当時、著者は本当にそう思っていたそうだ。岸信介首相の孫、安倍晋太郎元外務大臣の息子という「サラブレッド」でありながら、激しい調子で官僚や、時に自民党幹部にも食ってかかる。甘いマスクの爽やかなイメージとは裏腹に、北朝鮮拉致問題や歴史教科書問題に対して強いこだわりがある。仲間は多いが、敵も多い……。「安倍さんの本音を知りたい」と思った著者は、安倍幹事長代理（当時）番に名乗りを上げ、以来10年あまり、濃淡はあるが「安倍さん」を見つづけた。そして今日、二度目の首相となった安倍晋三という政治家がどういう人物なのか、不安や疑問を抱いている国民は少なくないのではないか。日本国憲法をどうしたいのか。アベノミクスは大丈夫なのか。そこまで強気なのは、なぜか――。政治記者が安倍晋三首相の胸の内に迫り、その実像と本音を明らかにする。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 社会・政治 / 政治
• 出版社: PHP研究所
• ページ数: 176ページ
• 電子版発売日: 2016年02月12日
• コンテンツ形式: XMDF
• サイズ(目安): 4MB

[ブクログ · ★★★★★]

安倍元総理を偲ぶ長い旅をしていて、この本と巡り会った。
むすびに、安倍さんが退陣後に、また首相在任時の決断について、色々話ができればと書いてあった。
話をする時間は無かったんだろうなと思う。
とても切ない終わりである。

テロリズムを許さないし、結果として、テロリストの要求通りの政策をとって、事実上テロリストに恩賞を与えた岸田文雄にはやはり違和感しか感じない。