監察の神（じん）

弐藤水流

意に沿わぬ異動で公安から警務部人事第一課監察係に配属された西岡京子。彼女のパートナー兼指導係に神（じん）というベテラン監察係員があてがわれた。冴えない風貌、意味不明な言動を連発する神に失望する西岡だが、いざ仕事となると、神は奇妙な行動力と突拍子もない推理で、署内発砲、定年直前の無銭飲食など、一生を棒に振る行為に走った警官たちの「真実」を暴いていく。謎解き有り、感涙有りの傑作警察小説！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 光文社
• シリーズ: 監察の神シリーズ
• 電子版発売日: 2015年10月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

内容（「BOOK」データベースより）

意に沿わない異動で公安から警務部人事第一課監察係に配属された西岡京子。彼女のパートナー兼指導係には、神というベテラン監察係員があてがわれた。冴えない風貌、意味不明な言動を連発する神に失望する西岡だったが、いざ仕事となると、神は奇妙な行動力と突拍子もない推理で、次々と事案を解決していく「凄腕」だった―。

[ブクログ · ★★★☆☆]

132本先では誰も死なない。血生臭い感じのこれまでの作品と大きく違っていて新しい取り組みが新鮮。次作もあるかな。

[ブクログ · ★★★☆☆]

すっとぼけたベテラン監察係員「神」と若手女性監察係員「京子」が、警官の不祥事を調査・聴取していく話。

4つの物語で構成されている。
調査対象の警察官は4編とも女性警察官だ。
警察官だけあって、各々事件の隠ぺいには抜かりない。
とくに鑑識が相手だと尚のことだ。

その僅かな綻びを手繰り寄せて解決していく様は、派手さはないが引き込まれた。
警察官が取り調べられる立場というのが新鮮だったのかもしれない。
最終話から察するに、続きは無いのかな？
シリーズ化されるようなら読みたいと思う。