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瞳孔開きっぱなしノベルズ『ピアスノベルズ』電子版!
大学生の沢田雪洋(さわだ・ゆきひろ)は早くに両親を亡くし、結婚を控えた姉と二人でつつましく暮らしていた。しかしアルバイト先のバーで冷酷な瞳の男・岡林祐司と出会ったことから、それまでの平穏な日常はあっけなく崩壊し、想像もつかないような世界にいやおうなしに引きずり込まれていくことになる……。
ある時、雪洋がバーテンとして働く小さな店に、場違いの男たちがやって来た。ドアを開けたのは、一目でその筋のものと分かる岡林とその配下の連中だった。冷たさと知性を漂わせる岡林は、雪洋の女に見紛うような美貌とそれとはうらはらな強気の態度に惹かれ、なんとその場で体を凌辱したばかりか、自分のものになれと言い放ったのだ。暴力団の要人である岡林に刃向かう術もなく、雪洋は決して逃れられない腕へと墜ちていくが--!?
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Posted by ブクログ
初読では、容赦ない暴力描写や理不尽すぎる凌辱ばかりが目に付いて、痛い!好みじゃない!と思ったんですが、水原作品をいろいろ読んでいるうちに、そのちょっと毒のある世界観にはまってしまい、改めて「夏陰」読み返してみて、つくづく私は何も読み込んでいなかったなーと思ってしまったのでした。反省。
893モノです。しかも、昭和の任侠な香りがそこはかとなく漂うザ・893。そして、ハードでシリアスでまさに仁義無き世界。
攻の岡林は冷酷で頭脳明晰であるにもかかわらず、人の痛みを知らない怖い男です。そんな彼にいきなり何の前フリもなく犯され、囚われてしまった美形の大学生雪洋は、抵抗し拒絶しまくるけど無理矢理「姐さん」の座に引きずり出され、抜き差しならない状況に追い込まれていきます。このあたりの描き方、すごく作家さんの技量を感じさせます。
岡林が酷い奴ってことは最後まで変わりないけど、ロックオンしたものへの執着心が並外れてる彼の性格ゆえの雪洋の災難です。その偏執ぶりがいいほうへ流れると、雪洋への執着愛になるし、悪いほうへ転ぶと敵対する893に対しての徹底した報復になってます。
報復は裏世界で生きる岡林には適応しているかもしれないですが、そのさじ加減がヘタクソすぎる愛情表現は、雪洋には迷惑この上ないです。
岡林の生き方や歪んだ愛情を受け入れることができなかった雪洋が、彼の真意に気がつき次第に受けとめようとしていく姿に、めちゃくちゃ萌えた。
それって、まさに姐さんとしての心構え!岡林が感じることのない、他人の痛みを感じていこうと思う決意に惚れ惚れしました…
単なる囲われ妾じゃなく、対等に男として向かい合おうとする雪洋の男気がツボです。
濡れ場がいいです。二人の気持ちに距離があったのが、だんだん近付いていくのに萌え。雪洋が色気ダダ漏れになっていくのに煽られた。
木島は、岡林の有能ですてきな片腕だと思います…アンケートはがきの切手添付位置の木島さんも、いいお仕事をしてますw
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