なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか~ピース・コミュニケーションという試み~

なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか~ピース・コミュニケーションという試み~

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3.9

もしも、目の前に「戦争」と「平和」と書かれた2つのカードが並べられたとして、「どちらを選びますか?」と問われたら、きっと多くの人が「平和」のカードを選ぶのではないだろうか。にもかかわらず、世の中から「戦争」がなくなったことはない――戦争を起こし、拡大する(1)「権力者の法則」(2)「メディアの構造」(3)「大衆の心理」の「三位一体モデル」の分析を基に、平和を維持するための新たな方法論を模索する。

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なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか~ピース・コミュニケーションという試み~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年11月01日

    世の中に答えの出ない問題が多いことを認識しているが,戦争と平和のような問題は特にそう感じる.アウシュビッツ・ミュージアムのガイドの中谷さんの語りかけは差別の問題を特化するもので印象に残った.戦争プロパガンダ10の法則は,体制側が熟知して活用してきた手法で,どの段階で歯止めがかけられるかを注視する必要...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月20日

    メディアに携わる人がその観点から戦争と平和について述べてて、結構面白い。
    言葉、概念の理解がそれぞれ違うからミスコミュニケーションを生み出す。また、戦争と違って平和は具体的な絵としてイメージしにくい。
    戦争プロパガンダについて。それがどのように発達するかというシナリオ。
    メディアが面する数々の制約、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    「なぜ戦争はなくならないのか」という言説の本は右から左まで様々ありますが、それを「なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか」という、コミュニケーションの視点から戦争論を語る本は他になく、大変興味深い一冊でした。

    題名の問いについてはあっさり序章で明らかにされてしまい、本章では主に戦争がおきる構...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月02日

    前半はマスコミュニケーションやメディアの基本原則を語り、後半は平和を伝えるにはどうすればよいのか、ということを語っている。全体的にすごくまとまっていて、読みやすかった。
    平和とは抽象的な存在で、定義そのものから過ごしてきた国や文化に大きく左右される言葉である。日本は特に平和=反戦という思想を殆どの人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月20日

    「情緒的」な戦争と平和の違いについて「論理的」に考えた本。戦争を始めるのは権力者であるが、それを拡大していくのは大衆心理の影響が大きい。
    戦争シナリオの作られ方、メディアのあり方など
    決して過去の話でなく、今の政権下の日本について考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2017年12月29日

    病気になるまで、健康のありがたさが分からないという話と類似の話。ただそれだけでは無く、世論のあり方や物事の捉え方の主観性・客観性の話も含まれている。
    要点をもっとまとめて書けばいいのに、色々書きすぎで薄まってる気がする。

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    Posted by ブクログ 2015年12月29日

    様々なジャンルからデータ、概念を取り寄せ、平和について論究している。しかし、冒頭で言及されているとおり、戦争よりも平和の方がイメージが貧困なことが図らずも露呈した内容になってしまっている。骨太な説得力はないが、平和論に少し違う視点が欲しい人に最適。

    ・プレゼンは結論の内容とそこまでの道筋を重視。コ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月11日

    既存の戦争論・平和論とは一味違う切り口、すなわちコミュニケーションの立場から「戦争」と「平和」を論考しているところがユニーク。
    右派左派の従来の硬直した思考に、別の角度からの論理的思考を加えることで、伝わりにくい平和をどう視覚化して伝えていくかが検証される。

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