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まえがき
「ウザい」
1980年代に生まれ、現在も死語にもならず使われている。
子供から老人まで「ウザい」を使い、「ウザい」と思われないように用心しているし、
「ウザい」奴と思われないためのハウツーはネットでも本屋でも多く見かける。
私も嫌われたくないから読んで実践をしたつもりだ。
しかし、私をウザいと思う人間は一向に減らないし、私自身がウザいと思う人間も減らない。
どんな人間をも一発で凹ますことが出来る「ウザい」という言葉。
「ウザい」と言われて自殺する人がいる。
「ウザい」と言って殺された人もいる。
私も私に「ウザい」と言ったヤツのことは忘れていないし、時折、悔しさにのたうちまわることがある。
自分なりに人生経験も積んだし、自分がウザかったことを自覚した今でもだ。
最凶言霊「ウザい」が引き起こす人生転落のシナリオを考える。
著者紹介
松ノ木太吾(まつのきだいご)
ヤクザ映画好きが嵩じて映画系物書きに。
5年前にぼっちに目覚め、ぼっち系読み物を書き始める。
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