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Posted by ブクログ
シンデレラの話を思い出す話です。
一生懸命生きていれば、って感じの話しで、シチュエーションに憧れてしまい読みふけってしまいました。
こんな良い話はないだろうな、って思いながらもどこかで期待を抱いてしまう内容でした。
主人公の梨花は、昼は外資系企業で働くOL、夜は高級クラブのホステスという2つの顔をもつ純粋で真っ直ぐで人の痛みが分かる女性です。
ホステス仲間の妬みで襲われそうになるが、片思い中で昼の会社の社長拓海に助けられるのであった。叶わぬ恋の高値の花が目の前にいることにドキドキ感がたまらなかったです。
震える梨花を拓海はほっておけなく、梨花を自宅に泊めるのだが、女性嫌いの拓海なのだが、梨花にある事に対しての口止めのキスをする。
梨花は受付嬢なのを気づかれないかドキドキしつつも、片思い中の拓海のことを知りたくなる。
色々な気持ちのすれ違いや妨害などにも負けず、二人は惹かれあう。
拓海の女性嫌いも梨花なら大丈夫なことを拓海も不思議に思いながら、手探りで梨花を大事にする拓海がとても素敵です。
障害を乗り越え、本当の愛を拓海はしり、過去の恋を心から整理した拓海は梨花しか見えなくなる。
本能のままに抱き合うシーンは挿絵の素晴らしさとストーリーの絡みに、興奮してしまいます。
梨花のピュアな恋が結ばれハッピーエンドをむかえます。
ラストシーンの「幸せのつめあわせ」の言葉に、幸せって本当はこういうことなんだろうな、と実感さえ覚えました。とても良い話でした。
Posted by ブクログ
昼は大企業の受付嬢として働きながら、実家の旅館を支えるため、夜は別の仕事もしている梨花。
ある夜、思いがけないトラブルに巻き込まれた彼女を助けてくれたのは、昼間働いている会社の社長・拓海でした。
以前から拓海に密かな想いを抱いていた梨花にとって、それだけでも驚きの出来事。
しかも、女性が苦手だと噂されている拓海は、なぜか梨花にだけは少しずつ心を開いていきます。
最初は「友だち」として始まった二人の関係ですが、互いに今まで誰にも言えなかったことを打ち明けるようになり、次第に特別な存在へと変わっていきます。
実家のために頑張るヒロインと、過去の出来事によって恋愛に臆病になっているヒーローという設定自体は王道ですが、読みやすくまとまっていて楽しめました。
梨花はとにかく健気。
自分が大変な状況にあっても必要以上に前へ出ず、相手の気持ちを考えながらそっと支えようとする優しさが印象的でした。
拓海に対しても、自分の想いを押しつけるのではなく、彼が抱えている傷を少しでも軽くしてあげたいと考えて行動します。
その優しさに拓海が惹かれていくのも自然に感じました。
そして拓海も、普段は女性との距離を置いているのに、梨花のことになると少しずつ態度が変わっていくのが良かったです。
最初は警戒していたはずなのに、気づけば梨花のことを気にかけ、彼女が困っている時には必ずと言っていいほど手を差し伸べてくれる。
過去にも現在にも、梨花が辛い時に拓海が現れてくれるので、ヒーローらしい頼もしさがありました。
「女性が苦手」という設定だった拓海が、梨花にだけは特別な感情を抱き、どんどん大切にしていく過程も見どころだったと思います。
一度心を許してからは、かなり深く梨花に惹かれているのが伝わってきて、タイトル通り「溺れている」という表現がよく似合うヒーローでした。
また、梨花と拓海それぞれの視点が交互に描かれているので、「この時、相手はこんなことを考えていたんだ」と分かるのも読みやすかったです。
二人とも不器用なところがあるので、一方の視点だけだと誤解してしまいそうな場面でも、それぞれの気持ちを知ることで関係の変化をじっくり見守ることができました。
一方で、脇役はかなり強烈でした。
特に拓海のそばにいる人物の存在感がとても大きく、二人の恋愛以上に「この人、何をするんだろう……」と少し怖くなる場面もありました。
ただ、単純に優しいライバルが登場するよりも、少し危うい人物がいることで物語に緊張感が生まれていたとも思います。
梨花が追い詰められる場面ではハラハラしましたが、そんな時に頼りになる人がそばにいてくれたのは救いでした。
途中に登場するお見合いの話などは、思ったより早く展開していったので、「もう少しここが大きな障害になるのかな」と想像していたぶん、少しあっさり感じるところもありました。
それでも全体的には大きく引っかかることなく、二人の関係に集中して読むことができました。
梨花が一度大きく傷つく場面もありますが、その後の拓海の行動にはしっかりとヒーローらしい格好良さがあって、そこで一気に胸のつかえが取れるような爽快感がありました。
それまで少しもどかしく感じていたぶん、「そう来たか!」と思える展開だったのも良かったです。
華やかな会社や街並み、おしゃれなカフェやアロマなど、物語全体に少し憧れを感じさせる雰囲気があるのも印象的でした。
その中で、一生懸命に家族を支えながら頑張る梨花が、社長である拓海と距離を縮めていく流れは、まさに王道のシンデレラストーリー。
でも、ただ立場の違う二人が結ばれるだけではなく、拓海の過去や心の傷、梨花の健気さがきちんと物語に絡んでいたので、最後まで楽しく読むことができました。
そしてラストは、二人がここまで歩いてきた時間を思うと、とても幸せな気持ちになれる締めくくりでした。
最初は誰かを好きになることにさえ戸惑っていた拓海が、最後には梨花を心から大切に想っている。
梨花も、ずっと叶わないと思っていた恋を手にしていく。
苦しい場面もありましたが、最後にはしっかり幸せになってくれて良かったです。
健気で優しいヒロインと、彼女にだけ心を開いて深く惹かれていくヒーロー。
華やかさと少しの緊張感を楽しみながら、最後は安心して幸せな気持ちになれる恋愛物語でした。
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