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今、日本が直面している問題とは何か。地政学や軍事はもちろん、国民、経済、情報、文化など、5つの視点からの防衛体制を、東日本大震災、尖閣問題、北朝鮮や中国、アメリカの動向を踏まえながら解説する必読書。
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Posted by ブクログ
「国防の常識」鍛冶俊樹 これも良い本でした。日本の軍事、経済、国民、情報、文化いろいろな視点で日本の軍事力について書いてます。日本について、もっと知りたい気持ちになる、きっかけとなる本でした。
軍事ジャーナリストだから、そんな偏った、或いは極論を語るのだろう、ということを感じさせない説得力がある。ただ、国家間、民族間の対立はどう努力しても解けないのか、戦争を回避するには、秘密組織を整備したり、情報戦に邁進し、軍事力強化による抑止力アップ等の施策しかないのか、すると日本人にはどうしても不得意...続きを読む分野としか思えず、絶望的な気持ちになってしまう。
一個一個の事象にはどうゆう背景があるのかってゆう洞察とか情報は凄い。例えば尖閣を巡るゴタゴタにしてもそうだし、インターネットがどうとか、北朝鮮がなぜウラン型の核兵器の開発にひた走るのかとか。 ただ細かいことの説明に終始しがちであったけど、ここに書いてあることが国防の常識と国民が捉えるようになったら日...続きを読む本は変わるだろうな。 終章で権限の小さい防衛省を解体して陸海空をそれぞれ別の省庁に統合して権限を持たせるって話は、確かにいい案ではあるかも知れないが現実味はまだまだない。
「戦争の常識」を出版した著者の、現在の日本の「戦争の常識」「日本国の国防」についての本。 発刊されたばかりで、データが非常に新しく日本を取り巻くいろいろな問題や数字等ではわからない実態などについての言及が多く、いろいろと学ぶことが多かった。地政学上の話や、文化・文明の衝突などの話は非常におもしろか...続きを読むった。しかし、「実は・・・」のような、陰謀史観が少し多いような気がした。例えば、インターネットはアメリカ国防から始まったのは確かだが、アメリカが進めたと言うよりも、日本側にそれだけのアイディアなどもなかったように思える。その意味では、少し過剰に捉えすぎているかなと思った面もあった。 とはいうものの、いろいろな面で学ぶ面も多いので、一読しておいて良い本田尾t思う。
著者は自衛隊で11年勤務し、その後軍事ジャーナリストとして独立した。 尖閣諸島や竹島などの領土問題が話題になるが、昨今の東アジアにおける緊張は、国防の問題を意識させないわけにはいかない。 戦争自体は悪かもしれない。しかし軍備増強は、戦わずに負けない状況を維持するためには不可欠だと思う。 中国は、共産...続きを読む党と人民解放軍は別々の組織である。人民解放軍は、マルクスレーニン主義を純然と抱いており、軍備増強、東アジアの覇権を握ることを目標としている。北朝鮮は自国の体制維持のため、軍事優先路線を保持せざるを得ない。一方、米国の戦略的最前線はグアム付近にまで後退しつつある。米国の重視している”アジア”とは、南アジアや東南アジアであって、東アジアからは手を引きつつあるのである。このような国際情勢の中、日米安保体制というのを本質的には見直す必要があるのだろう。ただしそこは、外交の問題として、”うまくやる”ことが求められる。 この国の国家戦略を考える上で、読みやすく、刺激的な情報をコンパクトに与えてくれる本だった。 さて、この国はいかに成り立っているのか。戦後史を読み解くことが、次の理解の鍵となりそうだ。”戦後史の正体”、”文明の衝突と21世紀の日本”を手にとってみた。
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