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Posted by ブクログ 2016年09月28日
ファンタジー、得に児童文学を宗教学の視点から読み解こう
という著作。その視点は興味深いし、読んで損の無い本では
あるのだが、何となくファンタジーすべてをその観点で語ら
れてはかなわないと思うのは、ヒロイック・ファンタジー
好きな私のひがみだろうか(苦笑)。名付けるということは
かくも危ういものだと何...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月28日
現実とは異なる別世界を描く空想的な物語(=ファンタジー)を、宗教学と児童文学という視座から読み解こうとする一冊。
空想物語を中心に児童文学の歴史を追い、死と超自然的な異世界との関連を見ていこうとしていている。
神話や伝説、アラビアン・ナイト、近世フランスの妖精物語、ペローやグリムの物語集、アンデルセ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月07日
児童文学と宗教の関係性について、古今東西、童話や神話、昔話から昨今のファンタジーまで様々に取り上げ分析を試みた本書。
児童文学という子供を読者と想定した分野は近代頃が始まりなのだそうだ。当時、乳幼児の死亡率が高かったことから、子供と死というのが強い結びつきを持って受け止められており、死生観が色濃く...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月19日
今まで読んできた児童文学作品の中で、特に心を動かされた物語は、「別世界の先にある、もうひとつの世界」が作中で語られるという共通点があることに気がついた。
別世界での冒険で成長し、「その先の世界」を垣間見る。「その先の世界」にたどり着く過程で、主人公が自己犠牲的な行動をとるというパターンも共通してい...続きを読む
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