無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
この物語は、外見の美しさがあればこそ、というお話ではなくて、外見の美しさにさえ気付いていないほどに三日月くんが孤独な青年であること。そんな彼が、自分の領域にずかずかと入り込んできた村山に恋焦がれられることによって、他者の存在を意識せざるを得なくなる、と言うお話だ。他者も三日月くんの存在に気を留めていないが、同時に三日月くん自身も他者を個別認識せずに、いっしょくたに「煩わしい存在」として片付けてしまっている。孤独を認識している人間のおごりがここにある。おごりはあるのだが、そのおごった孤独者をそれごと引っ張りあげて欲しい、と思うわけで、村山のアプローチは正にそれである。
色々しんどい時に、主人公の三日月くんが
(あのころと同じ深さで傷つくのか)
って言葉か必ず蘇る。年重ねると「これは平気」となる部分もあるが、10代の時に経験した「痛さ」は幾つになっても消えない。
私は自分の子供を持つことは生涯ないだろうけど、ARUKUさんの主人公の子供時代の佇まいや、へび子さんの三郎と五郎兄弟の子供の頃の話とか、胸がかきむしられる。でもこれは母性ではない…やっぱ未だに子供の自分が心の中にあり、子供を見る大人の目ではなく子供の目で子供に同調するんだと思う。大人の都合より、子供側で考えてしまうんだよね。それは現実に私が子供持った事ないからだろう。大人の方が我慢すべきだ、って発想になるんだよな。我慢や辛抱が出来ないのになんで子供を持とうとするんだ、って考えちゃうんだよね。子供は親を選べない、と言うのがずっと自分の中にあるからだろう。
BLの核心を突いた「帯」に書かれた名文句。この頃の遥々アルクさん名義の『ビター×スイート』にも「心に残る読書体験。」と書かれている…いつからただの煽り文句が幅を利かせるようになったんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
アルク先生の初単行本です。近所の本屋にはなくて・・・。どうしても読みたくて遠くの本屋まで行きました。
表題作は可愛い・・・けどどこかぞくぞくする場面もあるお話でした。
零話が好きです。
私的に一番気に入ったのは雑巾姫です。
アルク先生の受けさんが涙を堪えている表情は、なんだかとても見ていて切なくなります。可愛くて愛おしくなります。
あと、ワンシーンワンシーンごとに映画のカットを見ているようでとても素敵です。本当に一コマ毎にドラマやキャラクターの心理が伺えるようで、すごいいいなあと思います。アルク先生のこだわりを感じます。
これでアルク先生の既刊は全部コンプリートしてしまったので、すごくもだもだしてます。もっとアルク先生のお話が読みたいです・・・!次のお話も楽しみにしています!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。