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臨床以外の道に進んだ30~40代の医師8人が、そもそも医療を志した動機やきっかけ、現在の仕事を選択した思いをつづる。医師のスキルを生かせば、医療経営、ベンチャー、行政、新薬開発など、他の多くの分野で成功できる可能性があることを、ユニークなエピソードを交えて紹介する。
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Posted by ブクログ
冒頭の一文がすべてを惹き込んだ。 「白衣を脱いだ医師で世界的に有名な人、山中伸弥教授」 今や時の人であるが、その生い立ちをよくよく見てみれば確かに職業は医学者となっている。この事実はこの本に出逢うまで知らなかったし、逆に医師の道から外れる医者が 思いの外いることに驚いたので読んでみた。 (わた...続きを読むしは医者や医療関係者ではないが)普通、医者として職業に就けば、日々の業務が忙しかったり、社会的地位の高さから他の職への興味がでたり、転職したいと思わないのが普通であると思う。しかし、この本で紹介されている人たちはそのマイノリティに属する。 1つの事象について物事を捉えるとき、一般的に云われる解の他に別の方法論が存在することも教えられている。これからの社会では、こういった以前の常識や一般項に囚われず、社会の本質や自身の能力を適切に理解して役立てようとする能力や行動が必要かもしれないと学んだ。 また、この本の良いところは、医療を支える方法は医者で在り続けること以外にも存在することを指し示してくれ、現状の医療の問題点を各々の視点から掲げていることだと思う。それゆえ、各々の専門科が異なることから、説明されている観点と専門用語が異なるのも本書の特長かもしれない。 いずれの医師に共通して言えるのが、勉強家で行動力が素晴らしい。あわせて、将来の医療を見据えて行動している情熱が大きい。
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