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Posted by ブクログ
デリケートで儚げで、タイトルまんま胸がこわれてしまいそうな雰囲気のストーリー。
幼馴染みと従兄弟が三角関係になってしまうけど、皆それぞれに気持ちをはっきり伝えることなく仲良しのまま時を重ねます。
幼馴染みの晴基と従兄弟の遥から愛される受の七央は、ほわんとして危なっかしくてパッと見女の子。庇護欲というか嗜虐心というか、そんなものがそそられる納得のやばいタイプです。
この3人の思い違いや誤解が切ないのです。一生懸命想いを伝えた言葉が、違う意味として受け止められてしまったり、3人の中の一人が永遠に欠けてしまったり。
かなり重い展開もあるのに、切なさの方が勝っているのは、ひとえに受の七央の母親までもが心配する、ボンヤリ感のせいでしょうね。しかも、そのボンヤリがプラス方向に働いているのがすごい。無性にかわいく思えたり抱きしめてあげたくなったりするのは、遥や晴基ばかりじゃないのでは。
三角関係のすれ違い勘違いラブで、少女マンガぽくて、かなりベタな話なんですが、わかっていても切なくさせられます。結局、少女マンガぽいのも好きなんだ…と改めて認識。
3人のキラキラした思い出があるからこその切なさが、余すところなく描かれていて、死にネタがあるにもかかわらず、読後感はじんわりやさしい気持ちに。
Hシーンがソフトなのに超エロティックです。七央の羞恥で赤くなるところとか、泣いちゃったりするところとか、異様に萌えます。キスシーンが丁寧に描かれていて、肉感的で生々しい意外性あるのもいいです。
描き下ろしの「胸がふるえるよ」は全編H。遥に触って欲しくて積極的な行動に出る七央がかわいすぎ。エロ甘でたまりません。でも、誰が見ても七央には生活力がなさそうなので、遥にすべて任せ嫁に徹した方がいいと思う。
これからも、この独自の世界観を大切にして欲しい作家さん。
Posted by ブクログ
雑誌連載時はすれ違いに胸が苦しくなって、毎月本当に続きが楽しみで仕方なくて、コミック発売を心待ちにしていたのですが…。
結末を事前に知っているから楽しみが半減したのかなぁ?とも思いますが、どうしても単純に「想いが通じ合って良かったね」と祝福する気持ちにはなれず、モヤっとした。
多分描き下ろしが原因。
本編で足りない甘さとエロを追加してくれたのは嬉しいけど、既に報われようのない”晴基”の存在を考えるとこの甘さが逆に痛い。
過去作品に比べると一般受けは良いと思う。
そして切なさや心理描写の細やかさは太鼓判!
イチカさんは、その可愛らしい絵からは想像できない、独特の暗さや痛さ・エロのエロさなどのギャップが私は好きなので、その辺の魅力は存分に堪能できる作品だと思う。
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