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「インフラは、どのように造るかだけでなく、どう維持していくかが非常に大事なのです。言葉にするとシンプルですが、簡単なことではありません。
そのことを端的に示しているのが、40年ほど前にベストセラーになった『荒廃するアメリカ』の内容です。アメリカでは1930年代に集中整備されたインフラに対し、その後のメンテナンスに十分な予算を割かなかった。その結果、老朽化が進行し、50年後の1980年代の経済に大きなダメージを与えました。
景気がいい時代に大量のインフラを建設して、多くの人の生活を便利にしたのはいいものの、うまくメンテナンスをしないと、朽ち果ててしまう、あるいは八潮の事故のように崩壊してしまう。
これがインフラの抱える“危機の本質”なのです」――「はじめに」より
【目次】
第1章 日本のインフラはどうなっているのか?
第2章 インフラはどのように劣化するのか?
第3章 「良いインフラ」をどう造るか?
第4章 「今あるインフラ」を長持ちさせるには?
第5章 地域のインフラはみんなで守る
第6章 インフラの「残された課題」
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Posted by ブクログ
購入したもの。インフラの現状から、課題、最新の取り組みまでとてもわかりやすくまとまっている。作者が文中で記載している通り、専門家じゃない人々にも読んでもらえるようにわかりやすく書いてある。
いかにインフラメンテナンスに住民参加を促すか。住民にとってもインセンティブや動機は必要。将来、インフラ再編によりインフラを撤去することになったとしても、住民がセルフメンテナンスを通じてそのインフラに愛着があれば、その合意形成も円滑にすすむ。また、片側通行にする、歩行者専用にするなどインフラの機能を劣化に応じて徐々に変えるなど柔軟な対応も必要だと感じた。『インフラの終活』とてもわかりやすい表現だと感じた。
Posted by ブクログ
インフラ危機の要因となっている課題や、インフラに使われているコンクリートの性能について、素人にもわかりやすく解説されており、報道されているインフラの老朽化に対して冷静に考えることができるようになったと思う。
また、インフラの産官学連携に住民も加えた取り組みの紹介の中で、住民や学生が実際の工事に参加するリスクもあるが、それを超えた真の地域づくりをしていきたいという役場の人の想いとそれを受け取った著者の熱意が伝わってきて、心を動かされた。
さらに、インフラの耐久性に関するメンテナンスとアセットマネジメント、インフラ管理のライフサイクルコスト、地域や分野を超えた連携など、インフラに関する考え方や取り組みなどは、地方で暮らす私にとって非常に勉強になった。
Posted by ブクログ
近年、インフラ関連の事故が増えているように思う。笹子トンネル天井板落下事故、八潮市の道路陥没事故など。本書の対象ではないがJRなんかもここ最近新幹線などしょっちゅう止まっている。
高度経済成長期に建設されたインフラ、4,50年を経過し老朽化、劣化している。耐久性に優れた鉄筋コンクリートも塩害などで劣化する。
日本の急速な経済成長と山や川が多く橋、トンネルの多い、また海に近い環境がはいけいにある。
高速道路はまだマシな方で、地方自治体の管理するインフラの方が問題が多い。
筆者は土木工学の専門家。問題提起と解決策の掲示。
作るだけでなくメンテナンス重視へ、思想の転換が求められている。今まさにそこにある危機を分かりやすく記した一冊。
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ビジネス・実用
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