職業としての囲碁の段位を語る 名人碁所から大手合 そして現代の制度まで20分で読めるシリーズ

職業としての囲碁の段位を語る 名人碁所から大手合 そして現代の制度まで20分で読めるシリーズ

548円 (税込)

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さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ))

【書籍説明】
筆者は大手合(おおてあい)が行われている時代に育ちました。

大手合制度とはどんなものなのか。大手合が廃止されて、プロ棋士の段位はどのように決まるようになったのか。

本能寺の変で織田信長が討たれてから、秀吉が碁所を制定し、職業としての碁打ちを徳川幕府が保護したという経緯があります。

江戸時代には、名人碁所(めいじんごどころ)をめぐって争碁が度々行われました。名人碁所になると、免状発行権などの様々な利権が手に入ります。

明治維新になり、御城碁が廃止され、家元制度は危機に瀕します。そして、渋沢栄一らの財界人の支援により、方円社が創設されます。方円社は段位を級位にするという、破壊的な制度で新しい時代を切り開こうとします。

集合離散を繰り返した囲碁界は、日本棋院の創立で、一見まとまったかに見えました。

本書は、職業としての段位の歴史をたどりながら、囲碁界の集合離散の有様と、その心を探っていきます。

【著者紹介】
大石筍(オオイシジュン)

現役生活40年を超えるプロ棋士です。

日本の囲碁人口が減少し続けることに危機感をおぼえ、普及活動に取り組んでいます。

人工知能を学び、囲碁の文化的な意義や、生活に役立つような知恵を発信するため、大学院情報学プログラムの修士課程を終了し、修士(学術)の資格を得ています。現在も大学の学部に在籍し、研究室のOBとして学んでいます。

現役生活を続けると同時に、書籍との融合をはかることを模索するユーチューバーとして動画配信も続け、小学生からシニア世代まで、指導碁を続けています。

今後は、囲碁の素晴らしさを一人でも多くの方たちに伝えるべく、執筆活動や動画配信に力を入れてまいります。

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