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舌だしてわらう子供を夕暮れに追いつかれないように隠した
第3回塚本邦雄賞受賞!!
子供との時間のなかに
前世のような記憶の翳がさす。
いつか、どこかで、わたしは立っていた
【自選5首】
君のべろが煙ったように白かったセブンティーンアイスクリーム前
西瓜食べ水瓜を食べわたくしが前世で濡らしてしまった床よ
蟻に水やさしくかけている秋の真顔がわたしに似ている子供
ヒメジョオンの汁でつくったマニキュアでにぶく光っていた爪の先
遮断機の向こうに立って生きてない人の顔して笑ってみせて
【目次】
一.ダイアナ忌
セブンティーンアイスクリーム前
赤い眼をして生きていて
温度計
手のひらの湿原
淋しくなる口
三沢駅前
プールサイド
彼女は泳げない
ダイアナ忌
思春期
ドンジャラと初夏
秋の子供
犬に追われた日
聖火
Girls
二.生きなおす
三.前世のような記憶
さよなら平熱
雨と土
花粉航海
遮断機と鳥
青い胸
顔に当たる温度
パーカーの背中
眼底の川
三月の息子
ブローティガン
あとがき
【著者】
山崎聡子
1982 年栃木県生まれ。
早稲田大学在学中に作歌を始め、2010 年「死と放埓なきみの目と」で
第53回短歌研究新人賞受賞。
2013年第1歌集『手のひらの花火』( 短歌研究社) で第14 回現代短歌新人賞受賞。
2022年『青い舌』で第3回塚本邦雄賞受賞。
pool、「未来」短歌会所属。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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