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それは「案件」か「犯罪」か タイパ社会に現れた全く新しい犯罪形態「トクリュウ」。 その興隆の過程は、日本社会の構造変化そのものだった。 スキマ時間、リクルーター、兼業、アウトソージング… 脈々と続く、知られざる世界の「歴史」と「系譜」。 いま、労働と犯罪の境界線は限りなく細くなった。 末端がいくらつかまっても絶対に本体が尻尾を見せることはない。 その構造と実態を詳細に追う。
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Posted by ブクログ
往々にして犯罪史は読み物として優れた題材だと思う。啓蒙活動やそれに類する犯罪対策の研究に比べると、実地の取材に基づいた専門分野のライターによる筆致は淡々としていながら社会の暗部を如実に提示してくれる。この方の活動の広げ方などは夏原武みたいな感じだろうか。
匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」が猛威を振るっている。本書ではオレオレ詐欺、架空請求メール、闇バイトといった犯罪を証言者の言葉と共に紹介する。読み終えて感じたのは首謀者特定と摘発の困難さである。海外拠点の犯罪グループはどう捕まえるのか。糸口が見えない。
トクリュウの歴史を嘘か真か胡散臭い話を交えつつ概説?した本。SNSの勧誘に引っかかり攫われて海外で殺され臓器抜かれるみたいな都市伝説みたいな話もあるが、日本人は騙されやすいから頭が中国人の組織の下っ端として加害者にも被害者にもなるというのは一定の説得力があった。匿名通信アプリ潰せばだいたい解決しそう...続きを読むだが
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闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」 の系譜
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藤原良
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