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来るべき「対話の時代」の先触れとなる必読書
精神病院をなくしたバザーリア(1924-1980:イタリア)、入所施設の論理を破壊しノーマライゼーション原理を唱えたニィリエ(1924-2006:スウェーデン)、教育の抑圧性を告発したフレイレ(1921-1997:ブラジル)。動乱の時代に社会に大きな影響を与えた3人を貫く「実践の楽観主義」の今日的意義。
【目次】
序章 三人の主人公 本書の構成
第一章 アッセンブレアと対話
第二章 施設の論理を「括弧に入れる」
第三章 四十年後のトリエステ
第四章 ニィリエの「二つの人生」
第五章 一九六九年のニィリエ
第六章 「ニィリエは自分で考えることを教えている!」
第七章 相手を変える前に自分が変わる
第八章 オープンダイアローグとの共通点
第九章 批判的な探求者
第十章 自由こそ治療だ
終章
【著者】
竹端寛
1975年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。博士(人間科学)。山梨学院大学法学部政治学科准教授を経て、現在、兵庫県立大学環境人間学部准教授。著書に『枠組み外しの旅』(青灯社)、『権利擁護が支援を変える』(現代書館)、『障害者総合福祉サービス法の展望』(共著、ミネルヴァ書房)、『福祉先進国における脱施設化と地域生活支援』(共著、現代書館)他。
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