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「頑張れ!」「静かにしなさい!」……子どもに対して、こんなことをいくら言い続けても意味がない。
なぜならそれはセルフ・コントロール(自制心・自己制御)に期待しているから。
すでにストレスに見舞われている子に「頑張れ!」とセルフ・コントロールを強要すればするほど、
人はポジティブな行動変化をなしとげにくくなる。
そこで大切になってくる視点が、
セルフ・レギュレーション(自己調整)だ。
落ち着きがないとき、
脳はどのような指令を出しているのか。
「落ち着きがない」ということの正体を理解することから、
セルフ・レギュレーションは始まる。
ユニセフ「乳幼児期の子どもの発達(ECD)協議会」の委員長も務め、
子どもの発達に関して研究を深めてきた著者が
セルフ・レギュレーションの視点から、
親子(先生・生徒)の触れ合い方を導き出した「セルフ・レグ(自己調整法)」のメソッドを紹介する。
◎著者プロフィール◎
スチュアート・シャンカー Dr.Stuart Shanker
ヨーク大学(カナダ)名誉教授。専門は心理学と哲学。セルフ・レグの実践・普及をめざすMEHRITセンターの創設者。ユニセフ「乳幼児期の子どもの発達(ECD)協議会」前委員長。
トロント大学にて学士号と修士号を取得。オックスフォード大学で哲学博士号を取得。国際的な実績を積み、カナダ、アメリカ各地のさまざまな政府機関にて乳幼児の発達に関する顧問を務めてきた。
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