データサイエンスはコロナとどう向き合ったか――不測の事態と予測の科学

データサイエンスはコロナとどう向き合ったか――不測の事態と予測の科学

1,980円 (税込)

9pt

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【内容紹介】
コロナ禍に発足した国家プロジェクトは
前代未聞の危機にどう挑んだのか。
知られざる真実が、いま明かされる!

新型コロナウイルスが全世界で甚大な被害をもたらしていた頃、
感染拡大防止と経済活動の両立を模索するために立ち上がった
国家プロジェクトの存在を知る人はどれほどいただろうか。

新型コロナウイルス感染拡大による国難を乗り越えるための
「AI・シミュレーションプロジェクト」はさまざまな成果を出している。
たとえば2020年年末に政府が打ち出した
「Stay with Your Community」キャンペーンや、
2021年のワクチン職域接種や大規模接種会場設置は、
シミュレーションの結果が政策立案に少なからず貢献したものである。

プロジェクトから生み出された研究成果などは、
内閣官房のHPやプロジェクトの特設ページで誰でも閲覧することができる。
ただ、それらはあくまでも「正史」であり、
実際には、きれいごとでは片づかない衝突も起きていた。

本書は、事務局を務めた三菱総合研究所の現場メンバーの視点から
パンデミックの裏側で繰り広げられた激動の日々を追った記録である。

パンデミックやそれに類する危機がふたたび起きたら、
水面下で何が起きていたのかという記録がきっと役に立つ。

また、政策立案やシミュレーションに関わらない
一般のビジネスパーソンにとっても、
未曾有の事態に挑むマネジメントの記録は仕事のヒントになるだろう。

【著者紹介】
[著]新型コロナ対策とEBPM取材班
プレジデント社の編集者と三菱総合研究所の担当者によって構成された取材班。未曾有の事態の中で「EBPM(エビデンスに基づく政策立案)」に挑むべくスタートした「COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト」で得た知見やノウハウを、広く社会に還元したいという思いで本書の取材・執筆に当たる。本書の制作にあたっては当時の関係者に取材を重ね、その経緯を客観的に記録するよう努めた。

【目次抜粋】
はじめに
第1章 五里霧中の国家プロジェクト、始動
第2章 未知のウイルスを分析せよ
第3章 たった二人で100万人対象のモニタリング検査に挑め!
第4章 ワクチンは誰に打つのが正解か?
第5章 次のパンデミックは明日起こるかもしれない
エピローグ それぞれの思い

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