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なぜ彼女たちは海を渡るのか?
総力取材敢行!
韓国、マカオ、カナダ、オーストラリア、台湾、シンガポール、カンボジア……。
コロナ禍より少し前から、日本人女性が「海外出稼ぎ売春」する例が増えている。
本書では、「海外出稼ぎ売春」という現象を体系的に捉えるため、さまざまな方法を
駆使して関係者に接触、そして多くの当事者に聞き取り取材を行った。
韓国では、売春に従事する日本人女性たちへの接触を試み、さらにカナダでは売春宿のオーナーへの取材も敢行した。また、売春を取り締まる側の当局側や、送り出す側のエージェントやスカウトにも取材を敢行し、その複雑な構造を明らかにした。
すると、裏で糸を引く「あるグループ」の存在が浮かび上がってきた。
特殊詐欺「ルフィグループ」を追った『ルフィの子どもたち』(扶桑社新書)の取材スタッフが送る、海外犯罪ドキュメント
そこで図らずも浮かび上がってきたのは令和という時代の「影」そのものだった――。
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Posted by ブクログ
不都合な真実ではあるが、残念ながらすでに社会現象となってしまっている日本人による海外売春について取材がなされた貴重な情報源。
ホストにハマった、生活苦で、など理由は様々ではあるが、体を売ることで稼ぐ事になった人々が、より高い稼ぎを求めて海外に出ていく。
当然ながら売春自体が違法な国もあれば、合法であっても危険な目に遭うケース、最悪の場合、行方不明になる事件まで出てきている。
取材に協力したすべての登場人物が、そうした体験を不幸な経験としている中、安易な気持ちでこうした稼業に手を出す人が1人でも減るよう、この本の認知度が高まってほしいと切に願う。
Posted by ブクログ
海外に売春しに渡航する日本女性を取材したルポ。
最初の韓国に行ったナオさんの話は哀しい。
現在は売掛金をカタに売春させることは風営法で禁止されている。また恋愛感情を利用した営業行為や同意なく注文する行為も禁止されている。
ただ恋愛感情を利用されている、と女性側が感じていない場合、この立件は難しいのではないか。
売春に関しても、ホスト側の指示が明確にならないようにフィクサーみたいなものを使っているようにしていることをこの本では書かれている。
もうこれはホストと書いて女衒ではなかろうか。
韓国での日本人女性の売春事情、日本人女性が娼婦として選ばれる理由が書かれていて、驚いた。しかも挨拶以外に覚えた初めての日本語が「気持ちいい」とは…。
私は韓国人女性を写真などで見て(芸能人が多いためでもあると思うが)、とても綺麗な人たちが多いと思っている。実際に接したことがある韓国人女性から受けた印象からかもしれないが、慎ましい女性が多いと感じていた。AVなどがなかった、という数十年前の話を聞くと、どこかに歪みが出てくるもののように思った。
コロナ禍で精神が疲弊してしまった看護師さんのお話も心が痛かった。端から見たら凄い転落人生、みたいなタイトルをつけられそうな話だったけれど、それでも誰にでも心の隙はあるので、自分が絶対にこのような目に遭わないとは言えないと思う。
吉原に女郎がいた頃から恋愛感情を利用して客を通わせる、という手法はあった。人間というのは他人の痛みにここまで鈍感なまま金を稼ぐということをやってのけられる人もいるのだ。
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