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『このミス』大賞受賞作
『名探偵のままでいて』続編
南原清隆(ウッチャンナンチャン)感嘆!
「幻影の中に誰も見えない真実が見える認知症の祖父とその孫娘。
登場人物たちが私の心に棲みついて、ミステリーの連鎖にドキドキしながらも、
一編の人情落語のように余韻が残りました」
〝密室状況からの消失〟〝学校の七不思議〟――
謎を解くのは認知症を患う、私の祖父。
(あらすじ)
クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。彼は、かつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという――。〝連続自殺未遂事件〟や〝泣いている死体〟など、楓や我妻が持ち込む不可解な謎を、レビー小体型認知症の祖父が名探偵のごとく解決する。しかし、その症状は一進一退を繰り返しており……。
(著者プロフィール)
小西マサテル
1965年生まれ。香川県高松市出身、東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。
第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2023年に『名探偵のままでいて』(宝島社)でデビュー。
現在、ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
「名探偵のままでいて」の続編。
なんだが、「名探偵のままでいて」を読む前にこの本を読んでしまった。
間違えた。。。
けど、特に置いてけぼりになることなく読めたので助かった。
個人的には凄い好きな作品です。
作品の空気感がすごく良い。
"重厚なミステリ"を期待してる人には物足り...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月10日
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『名探偵のままでいて』の続編。
僕の経験上、大絶賛された作品の続編は尻すぼみになりがちではあるが、当作品については読み応えバッチリ。
主人公は、前作よりもレビー小体型認知症(以下DLB)が進行している描写は所々あるが、その中でも個性豊かな名推理を展開し...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月22日
「名探偵のままでいて」続編。
楓は相変わらず岩田と四季の二人に対して特別な感情に踏み込めない臆病な心のままでいる。そんな三人で過ごすクリスマスに明かされる岩田の昔のエピソードから始まります。
楓の祖父のレビー小体認知症は少しずつ進んでいる印象。でも、変わらず時々意識が元に戻り、安楽椅子名探偵となりま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月29日
前作同様とても良かったと思います。それぞれ異なる話しの短編集ではありますが、一貫して登場するキャラクター達がとても良いですね。今回から新キャラも追加となりさらに楽しめました。ミステリー作品としての良し悪しはさておき、とにかく、ほっこりするような緩めの感じの作品がたまに読みたくなるので、そんな気分の時...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
「このミステリーがすごい!」で大賞をとった「名探偵のままでいて」の続編。
五つの短編で構成されていて、腑に落ちないトリックの短編もありましたが、続編ならではの展開もあり、楽しく読めました。
最近読むミステリーに、トリックとしてマスクがよく使われるなぁと感じます。
このトリックも5年、10年後に読...続きを読む
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