いつまでQ州男児やっとーと？～九州脱出女の恨み＆嘆き節～

一之上陽美子

男女平等の社会だとみんなは言うけれど、それって本当？実はいまだに、女性蔑視を続ける勢力がいるとかいないとか・・・。
男は台所に入らない、女性はお酌をしろ、兄よりいい大学にいくな・・・etc．。
九州出身の作者が、幼いころから感じていた九州男児&九州の家庭への違和感、経験してきたエピソードを激白！

CONTENTS
第1話 親戚の集いの洗礼
第2話 恐るべし長男教
第3話 男の面子って・・・？
第4話 「気前がいい」の正体
第5話 「一番風呂」って良かと～？
第6話 「女の進学」あゝ無常
第7話 謝れない男児
第8話 永遠の少年
★単行本カバー下画像収録★

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 竹書房
• 掲載誌・レーベル: せらびぃ
• ページ数: 144ページ
• 電子版発売日: 2023年09月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 102MB

[ブクログ · ★★★★★]

ネット上でも話題になっている「さす九仕草」いわゆる九州男児の家父長制的問題について取り扱った漫画。
おそらくこのような週刊誌の漫画でコメディとして取り上げざるを得なかった、九州出身女性の悲哀が忍ばれる。内容は、家父長制の原型とも言える、有害な男らしさ満載の内容となっている。
この延長線上にいわゆる男性原理主義、古き良き男の理想社会があるのだろう。
そういう意味でもその奇妙さを書ききった稀有な漫画と言える。
このような研究はなかなか学問の分野からは生まれにくいだろう。

惜しむらくは主人公たちが九州男児をより良く躾ようとすることだ。
彼らは変わらない。
逃げるか（別れるか）滅ぼすかである。

良書であることは変わらない。

[匿名希望 · ★★★★★]

あり得ないがいっぱい

男女の性的役割がきつそうな地域ではそこからはみ出るとここまで酷い目に遭うのかと驚き。
だいたいなぜ『女に学は要らない』などと呑気に言ってられるのか。この少子高齢化で働き手が減少してる中優秀な頭脳に性別は関係ない。女性もどんどん活かしていかないとアジア諸国に追い抜かれ男の面子で経済沈没する。これを読んでいかに頭脳の損失を招いているか、地元の政界財界教育現場の方々はしっかり考えて欲しい

＃深い ＃タメになる